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明日は昨日の風が吹く

明日は昨日の風が吹く

明日は昨日の風が吹く

作家
橋本治
出版社
集英社
発売日
2009-09-25
ISBN
9784087814200
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明日は昨日の風が吹く / 感想・レビュー

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阿部義彦

図書館本2009年刊。橋本治さんが2009年に廃刊となった雑誌『広告批評』に連載していた時評をまとめたもの。『広告批評』はマドラ出版から出ていましたが、雑誌終了と同時に会社を畳んだので、もうマドラ出版の本は作られてません。時評は一時足を洗ったと言ってたんですが又やってたんですね。あれ程日本の古典や文化に深くコミットした、誰もやりそうも無い長編をモノしても、文壇からは無いものにされている孤立ぶりは、小林信彦の比では無いですね。この本内田樹さんの後書きが素晴らしく、それの感想も本人が前書きで触れてます。

2023/01/01

ひらこう

あとがきにある通り、橋本治が”自分が自分に向って説明している”本。とても回りくどくややこしいが、有益。読むのに時間が掛かるがじっくり読むのに値する名著だと思う。

2010/08/08

こ86

自分がしんどい頃の時代を扱っている本なので読めるのかと思っていた。けれど、その時の現象を大昔の日本から解説したりするので、「今も歴史の中の流れにあるのだ」と、当たり前なんだけど、実感できなかったことが少しだけわかるようになった気がする。そして歴史や風習の中から説明してくれるので、10年たった今でも予言になりそうなこともいくつか書かれている。あまりいい話でないのがつらいけど。

2019/05/05

りり

2009年に出た本なのに、もう結構古い雰囲気の話になっています。21世紀になったらますます物事の移り変わりが早くなっているが、橋本さんは、はなっからそのスピードに付いていく気がないらしい。(自分は20世紀に属する人間ということで)21世紀になったら突然20世紀が意味がなくなる、なんてことはあるわけないのだから、それらが〝どう”つながったりつながらなかったりしているのかの解説本と捉えました。様々な事件やテロなどの橋本さん流の答え合わせに納得。

2014/10/01

ひらぱー

これは当たり。 橋本治はわけの分からんときとわけ分かる気がするときがあるけど、 感覚としては「まとも」な事を書き続けている点で内田樹と似ている。 内田氏は少し「賢ぶった」匂いがするのに対して、 橋本氏はぶっちゃけ(すぎ)ている点で私は橋本氏の方が好み。 ま、所詮わたしの好みなんですが。

2009/10/15

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