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エンジェルフライト 国際霊柩送還士

エンジェルフライト 国際霊柩送還士

エンジェルフライト 国際霊柩送還士

作家
佐々涼子
出版社
集英社
発売日
2012-11-26
ISBN
9784087815139
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エンジェルフライト 国際霊柩送還士 / 感想・レビュー

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鉄之助

海外からの遺体の搬送にたずさわる、国際霊柩送還会社。文字通り”密着レポート”だ。「葬儀は悲嘆を入れるためのの”器”だ」という視点が面白い。その葬儀を遺族の身になって整える一助を、この会社が担っている。『紙つなげ~』を読んでからこの本と巡り合った。佐々さんの人間への迫り方に感動した。

2023/08/08

ミカママ

読メのみなさんの感想を読んで、気になっていた作品。帯にある「運ぶのは遺体だけじゃない。」が、内容の大部分を表している。海外で大事な人を亡くした家族の痛み、そして遺体の尊厳を守ろうとするプロたちの物語。かくいう私も、死んだら日本の土に還りたいです。そのままでは大変そうなので、火葬してもらって、物語中あるように、タッパーウェアに入れてもらって帰国しよう、と決めました。

2015/01/26

kinkin

海外から戻ってくる遺体、海外へ送り出す遺体。それぞれ遺族の心情を配慮した仕事ぶりに感動した。死んでからの人への尊厳について深く考えさせられた。エンバーミングという言葉は知っていたが、その詳細についても知ることが出来た。お薦めの一冊。

2014/04/09

hiro

『エンジェルフライト』という題名だけでは、本の内容はピンと来ないが、副題の『国際霊柩送還士』とあわせると想像がつくのではないか。国際間での遺体・遺骨の搬送を専門に扱う国際霊柩搬送会社のエアハース・インターナショナル社を取材し書かれた本で、開高健ノンフィクション賞受賞作。以前から、先輩が海外旅行中に急死されたことがあったので、国際霊柩送還に関心があった。でも実際本を読むと、習慣や宗教が違う海外から、遺族のもとにただ遺体を届けるだけでなく、できるだけ生前の姿に近い姿で届けるプロの姿には、職業とはいえ感動した。

2013/01/27

笑う門には福来る

なんにも知らなかった。この本に出会わなければ一生知らないままだった。 『国際霊柩送還』←日本~海外、海外~日本、と国をまたいで遺体や遺骨を送り届けること。 絶対に必要なお仕事なのに、手がける業者が少ないことに驚いた。 エアハースという会社の熱い思い・使命感・エンバーミングの技術に頭が下がる。こんなにも遺族の気持ちを1番に考えてくれる方たちがいるから、きちんと思いきり最後のお別れができるのではないか。 追記:『ひつぎ』という字は慣例によると、遺体の納められた『柩』、納められていないものを『棺』。

2020/04/12

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