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まるごとバナナが、食べきれない

まるごとバナナが、食べきれない

まるごとバナナが、食べきれない

作家
大久保佳代子
出版社
集英社
発売日
2022-10-26
ISBN
9784087817256
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まるごとバナナが、食べきれない / 感想・レビュー

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ma-bo

オアシズの大久保さんが雑誌にて8年間連載されていたものを家族、恋愛、女友達、仕事、ひとり飯のカテゴリーに分けたエッセイ集。食べ物を入口にそこに付随する思い出をまとめられています。

2023/10/06

R

オアシズの大久保さんが書いたエッセー集。他愛のない日常の話をあれこれと紡いでいるだけで、特に何がということはないんだが、ほどよい力の抜け方、下ネタ、ブスいじりといったジャンルそれぞれのほどほどさが彼女のスキルで、これがものすごく理解される層がきっと存在するんだろうと思ったりしたわけだが、爆笑とは異なる笑いを司るというのはすごい才能だ。愛知県の片田舎の海で自衛官との思い出という名の光浦評が面白くてすごくよかった。毒舌すぎないというのがいいんだろうか。

2023/01/25

sayuri

テレビで拝見していたイメージ通りの大久保さん。「~っていうね」の話し口調もそのままで飾らない姿が良い。本作は大久保さんが42歳から50歳までの8年間、雑誌『Marisol』に連載していたエッセイを纏めたもの。家族・恋愛・女友達・仕事・ひとり飯など、どれも私達の身近なテーマで共感ポイントが盛りだくさん。実家へ帰省する前は家族が喜びそうなものをウキウキしながら選ぶのも一緒。時に将来への不安や孤独を感じたり。そんな姿は私達となんら変わらない。以前から好感を持っていた、いとうあさこさんの事も更に好きになりました。

2023/02/10

nyaoko

もう、共感しかない。まるでオーディブルで大久保さんが聴かせてくれてるかのような臨場感。自虐ネタも面白すぎて悲壮感がない。私の場合、日によるけども、まるごとバナナはまだ食べきれます。とは言え、食べれなくなる日は近いのだろうな…。バブル世代の方と比べて、私と同年代の方のエッセイはいい感じに諦めと開き直りと足掻く部分があっていいです。

2024/09/18

ノンケ女医長

ずっと応援している、大久保佳代子さんのエッセイ集。正直で、開けっぴろげ。魑魅魍魎が跋扈する芸能界で、平衡を保ちながら活動の幅を広げていて、もう尊敬するばかり。作品で紹介されているように、40代になると心身は確実に変化する。きちんと向き合う真面目さも垣間見える。共感できる言葉がたくさんあって、いっそう好きになった。人生への不安な気持ちと、それ以上の前向きさも丁寧に描かれ、心地の良い読後感。大久保さんのような感性の豊かさとユーモア、そして相手を不愉快にさせない気遣いの見事さに、私は心から憧れる。

2023/02/21

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