イティハーサ 第15巻 第5部最終章
イティハーサ 第15巻 第5部最終章 / 感想・レビュー
鱒子
壮大だった。予想をはるかに超えていた。すごい話だった。ある意味ひどい話だとも思う。それでも救われたと思ってしまうのは何故なんだろう。涙が止まらない。偉大な名作漫画でした。
2018/12/15
はなん
再読)最終章。描くのに2週間かかるという表紙には今回だけは人はいない。一番最後の言葉に鳥肌がたつ。そのために。でもそれがあからさまにならないために、目に見えぬ神々の仕組んだ壮大な計画。そして組み込まれた人々、神々の命、想いのために嘆く鷹野。どんなにかわろうとも見つけられる人は私しかいない、と静かに語るトオコ。毎回涙せずにはいられない、壮大で豊かで優しく、また残酷で淋しく哀しい物語が幕を下ろす。はるかな未来のための大きくてかすかな布石を打って。物語の最後、人に残してくれた「彼」にまた、滂沱の涙が止まらない
2014/04/27
よきし
これだけおもしろいのに、最後の対話を文字に頼ってしまったのが残念。きちんと映像と対にしてほしかった・・・。でも、最後の終わり方まで含めて素晴らしい名作だと思います。なのにあんまり有名じゃないのね。なんででしょうねぇ。こんなにすごい作品・・・。
しろっち
すごくよかった。絡み合う贅沢なエピソードをコンパクトにまとめて、読みごたえたっぷり。神々が去り行き、人の世が来るまでの物語であり、ある兄妹の冒険の物語であり、神々と人とに愛された一人の男をめぐる物語でもある。とりあえず未読の人に勧めたくなる傑作。
2016/06/27
ゆに
蔵書再読。悲哀、美麗、ほんの少しの希望。 割と最近、有名人が自死を選ばれた。前はこういうニュースを見るたびに死を選ばないで済む道があったのではないかとか、周りの人の後悔は如何許りかとか思っていたが、今回はここで死を選ぶのも含めて、彼なのだろうと、やっとおもった。那智の死をやっと受け入れられた気がする。分からないなりに、何回も何回も読んで、初読から30年近く過ぎて。いやあ、教科書にしてもいいくらいだと思います。
2022/10/04
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