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星の時計のLiddell 3

星の時計のLiddell 3

星の時計のLiddell 3

作家
内田善美
出版社
集英社
発売日
1986-10-01
ISBN
9784087821048
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星の時計のLiddell 3 / 感想・レビュー

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おりん

前の2巻にも増して幻想的・耽美的な雰囲気。ラスト、読後感はメランコリックでノスタルジックな味があり、良かったです。現実から離れて非日常へ連れて行ってくれる漫画だと思います。ただ、世俗に染まった私には少々読解が難しかった。まあ、ファンタジーが好きであれば読んで損はしないと思います。

2019/01/02

おーすが

美や個人をエネルギー、現象と捉えているところがとてもすてき。美の相互依存システムとは恋愛などの言葉ではくくれないダイナミックな反応。しかし、かなしいあなたがすき、テレビをみているこの人をはじめてみた、そういうところに人間の形がみてとれ、切なく感じられる。SFでいえば、幼年期の終わり、テッドチャンの読み心地。ねじの回転ぽくもある。

2021/08/09

gelatin

★★★★★ 美しい本である。装丁も、内容も。高校生の時、友人のお姉さんの漫画として借り、もう絶版になっていると知って衝撃を受け、そこから何年も欲しいと思い続けて、古本屋で見つけて購入したときにはもう大人になりかけていた。大人になってからもずっと持っていたけれど、ふと、人の夢の話を大切に思っているような自分が嫌になったのだ。それで手放したらこの有り様。買い直した3冊は、高かったものの、落丁がないばかりか当時のポストカードや帯などもきちんと残っており、それはそれで複雑なキモチです。

2024/10/28

IENEKO

ずっと喪失感を抱えていたウラジーミルが、自分の内に失ったものを発見する場面は圧巻。それでもやっぱりヒューの消えたベッドを見ると、激しい喪失感に苛まれる。雑誌掲載時、ウラジーミルとリデルが出逢うシーンはなかった。書籍化した時あの場面を見てなぜだか「報われた」と思ったものです。物語冒頭で「幽霊になった男の話をしようと思う」と語り始めたウラジーミル。同時にこれは失ったものを取り戻す物語でもあり、内田作品のテーマの一つだと思う。何度読み返しても、読み切った気がしない作品です。

2012/10/22

へへろ~本舗

3巻のみ入手しなかった、残念。そうか、こういうラストだったか。居なくなることしか覚えてなかった。

2022/11/12

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