イティハーサ 第7巻 第2部神名を持つ者
イティハーサ 第7巻 第2部神名を持つ者 / 感想・レビュー
鱒子
友人本。前巻で鷹野に翼が生えて、だんだん只者ではない雰囲気が出てきました。妖祜と透祜は次のステージへ。ああ、物語が壮大すぎます。読者をどこへ導こうというのか……
2018/11/26
はなん
再読)目に見える神々がなぜこの小さな島国に渡ってきたのか。それが少し明かされる巻。神々もまた消えてゆく存在であり、それを食い止めるために目に見えぬ神々の叡智を求めてきた、と。律尊と鬼幽は似ている。正と悪は裏表。どちらも同じということか?不二のふもとに何があるのか。とおことよおこがまた変化する。2人はひとり。本当の意味で重なった彼女は誰なのだろう。
2014/04/25
よきし
再読:時代の大きな転換期の激動のまっただ中にありながら、愛憎のドミノ倒しがぐるぐると皆を取り巻き、誰もが苦しみ「想い」に囚われてしまっている。そんな中でも那智の青比古への感情が特に切ない。おそらく、桂のことさえなければ那智は青比古の最も良き理解者たれただろう。その人を愛憎抜きでもっともよくわかっているのは那智なのではないか、と思う。鷹野、トオコともにもはや元の姿ではなくなり、それぞれの人間関係も大きく流動しながら、共に何かに導かれるように不二を目指してたびに出る。
2013/05/28
papakiti
再読。片思いの連鎖がちょっと辛い。
2016/03/31
かえる
再読。まったく内容を覚えていなかったので、改めて楽しめた。 実に壮大なテーマ。 確かに誰かに導いてもらえば楽だよね。自分の価値観のすべてを委ねてしまえば。でもそれって”人”なの? 自分の足で立つために、苦しみも悲しみも自分のものとして受け入れなければならない。 そんな強さを持ちたいものだ。
2015/04/17
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