ZOO (愛蔵版コミックス)
ZOO (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
星野流人
乙一さんの短編集「ZOO」から、「カザリとヨーコ」「神の言葉」「陽だまりの詩」「ZOO」の漫画版を収録。原作は読了済み。 「神の言葉」は独白のシーンが多く、漫画で表現するにはちょっと難しかったかな……? 「カザリとヨーコ」は……改めて読むと、すごくエグい話だな。 「陽だまりの詩」は原作の良さを上手く活かした作品だったと思う。温かくて切ないエピソードで、胸が熱くなる。 「ZOO」はクライマックスのどんでん返しのシーンが印象的に描かれており、原作よりも楽しめたかな。
2013/02/07
てつ
う~ん、やっぱり怖くて、グロイテイストは苦手。乙一作品4作品目だけど、やはり自分の嗜好で「グロ」や「恐怖」はいくら話の構成がうまくてもダメ。「切ない」「ロマンティック」「正常な愛情」ものはOK。これが結論。作家さんとしては、常に幅広い作風で、ストーリー構成もうまく、題材への着想もすごいのだと思う。これからは後者のジャンルを選択して読もう。
2013/12/14
十六夜(いざよい)
乙一さんの短編集ZOOのコミック版。どれも少し猟奇的で怖さがあるけれど、乙一さんらしさが出ていて面白かった。陽だまりの詩は他の3作と少し毛色が違って、ほんわかとした気持ちになったので、特に印象が強い。
2016/01/01
マリオネット・ブックマーク
乙一氏の同名短編集から「カザリとヨーコ」、「神の言葉」、「陽だまりの詩」、そして表題作をコミカライズし収録。原作は既読。表題作が駄作なのがいただけないが、「カザリとヨーコ」の容赦ないエグさと、「陽だまりの詩」の全てを赦す感動的なエンドが中和し、全体としては佳作としてまとまっている。「カザリとヨーコ」ラスト、ヨーコの「おっしゃーっっ!!!」を読むと、この先にどんな悲劇が待っていてもヨーコ(とアソ)は耐えられるだろうなぁ、なんて。「陽だまりの詩」、ロボットと死をテーマにこんな話を作れるのは乙一氏だけだと思う。
2014/03/16
高杉紅葉
んーなんというか・・・少ないページ数で、しかも漫画と言うハードルの中で乙一ワールドを再現するのは無理があったような・・・って感じです。少し原作と印象が違うので、小説で読んでいない人は是非小説をお勧めします。
2012/11/20
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