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猟犬探偵 2 サイド・キック (愛蔵版コミックス)

猟犬探偵 2 サイド・キック (愛蔵版コミックス)

猟犬探偵 2 サイド・キック (愛蔵版コミックス)

作家
谷口ジロー
稲見一良
出版社
集英社
発売日
2012-12-19
ISBN
9784087824759
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猟犬探偵 2 サイド・キック (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー

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buchipanda3

稲見さん原作の「猟犬探偵」の漫画化。サイドキックとは相棒のこと。探偵・竜門にとって代え難い相棒ジョーとの活躍を今作も楽しめた。引退した競走馬を連れて逃亡した老厩務員と犬を追うという展開だが、よく考えたらその逃亡は無謀なもの。ジローさんもあとがきで荒唐無稽な展開かもしれないが、と述べ、それでもこの作品を選んだ理由として老人と馬と犬が山の中を歩く姿を描いてみたいと語っていた。老人にとって掛け替えのない人生の相棒の事を想い、たとえ無謀であっても行動せずにはいられなかった心情を背負って歩く姿がとても印象深かった。

2019/12/28

阿部義彦

本当は一冊だけで完結しておこうと思ったがジローさんが主人公の卓を描ききれていないと感じて、原作者のその後出した本に続編の物語がありその中に前作の1年後にあたる物語がありそれを漫画化した物です。⬅あとがきより 今回の主役は老人と馬、事件には再び金(キム)が絡んできて、新しい盲導犬をプレゼントされた盲目の少女ハナも再登場、大満足です。2012年刊なのでフランスでシュヴァリエ賞を受賞した翌年の作品。

2024/01/13

半木 糺

谷口ジローという作家はとにかく「空気」を描くことがうまい。竜門のふとした表情やしぐさ、それら一つ一つをとっても非常に精緻にかつ丁寧に描かれている。そのため、キャラクターがなぜ、その場でそういう行動をするのか、が本当に説得力溢れるものになっているのである。本書を一読後、私の中には、一本の良質な映画を見終えたような心地よい疲労感が残った。

2015/02/04

ぐうぐう

『猟犬探偵』、谷口ジローによるコミカライズ第2弾。動物とハードボイルド、この原作が谷口ジローの好みにピッタリなうえに、谷口自身が原作に惚れているのが全編を渡って伝わってくる。竜門とジョーが質素な食べ物をさも美味そうに食べるシーンなどは、思わず『孤独のグルメ』を連想してしまう。谷口が培った技術を総動員して、このシリーズを良きものにしようとする心意気が感じられるのだ。本書『サイド・キック』に登場する老人と馬のように、揺らがぬ信念が、谷口の漫画に向かう姿勢と重なる。

2012/12/24

ぷにすけ

前作のメンバーが揃った サイドキック が続編となったが魅力的な面々が揃っているだけに全作見たかったなあ。残念です。

2018/04/19

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