地獄のアリス 6 (愛蔵版コミックス)
地獄のアリス 6 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
シュウとケンジ一派の激しい闘いの果てに。ケンジは夢を抱えシュウを抱き締めながら死んでゆき、シュウはアリスと抱き締め合いながら自己完結してゆく。弱い人間という生き物が荒野で生きていく為に、アリスは殻となって世界とシュウの間に防壁を作る、真っ暗な闇のような暖かい防壁を。シュウはアリスの作る世界に留まる事を選び、イライザの様に大人になる選択はしなかったという事なのだろう。でもイライザ生きてて良かった。
2017/03/18
mt.gucti
イライザ生きてたよかった。そして彼女しか残っていないから、語り部となる。か。兵器は現用ぽいのに、ぴゅんぴゅん人が死ぬので、油断できない。
2015/10/15
ゆーき
メインのストーリーはとても単純。砂漠に住む少年天才スナイパーが昔戦利品でアリスと言うロボットを拾い、そのアリスの中に安全な土地への地図があると言う事で大人達がアリスを取りに行く、その取りにきた大人をスナイプしたストーリー。ですがですがですが、今まで読んできた漫画にはなかったリアル。私の下手な文章では伝えることが出来ないこの〜〜な感じ。(〜がどうして書けない)とても作品の中の人や世界の雰囲気が全部マッチする。今まで読んできた本の中で一番この印象に似た物を感じた作品は手塚治虫さんの火の鳥などでしょうか
2015/02/15
あさひ
「世界一の殺人鬼になる」と宣うシュウと実現不可能な夢を語って仲間を戦死させるケンジ。どちらがより狂っているんだろう?生きるために今やれる事をやる。そんなイライザが一番現実的でまともかな?彼らのこの世界は地獄だ。リアリストも夢想家も殺人鬼も無様に足掻き続ける。そこには混沌を生む活力がある。混沌を受け入れる寛容がある。劣悪な環境でも狂っていても生きようとすることに救いがある。どう終わるのか不安だったけど、予想外に良いラストでした。
2014/04/29
シノ
松本先生お疲れさまでした。 アリスとシュウで幸せになれたのかな。
2014/03/28
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