花ざかりのロマンス (コミックス)
花ざかりのロマンス (コミックス) / 感想・レビュー
ちゃりんこママ
木原としえ先生の70年代ラブコメ少女漫画短編集。短編といっても週刊読み切りの50P作品で読み飛ばすには惜しかった作品ばかり。「花ざかりのロマンス」は丁度「ベルばら」が連載終了した後のタイムリーな作品だったが、それまでのラブコメ路線とは一線を隔した珠玉の力作で泣いた人も多かったのではないかしら?主人公の少女ドミが自分を語るたったの一コマ「しらない間にゆびがうごいてしまうのです。たいへんなのです。タンタカターン」…少女漫画でこれほどの名ゼリフは無く、いつまでも記憶に残った。
2018/07/17
neimu
何時購入したのかも忘れてしまった、多分古本で購入。リアルタイムで読んだ作品が殆どなので、店先で懐かしくて入手したらしい。いずれの作品も泣ける物ばかりで、一連の連載物に差し掛かる直前の黄金期の木原敏江作品ばかり。登場人物の顔はみんな似ていると言われればそうだし、パターン化、大島弓子に似ている作品もあるし、スターダムシステム、またこの顔この役柄の人ですねというのも、それはそれで安心して懐かしむことができるキャラ。木原作品になくてはならないでも、読んでいるだけであっという間に10代の頃に戻れるから不思議。
Mizhology
木原さんの世界にハマりました!文学が根底に流れてる印象です。美しく解りやすく紹介してもらってる生徒の一人になった気分です。
2012/09/01
紙虫
ひらがなで「としえ」と明記していた頃の読み切り集。この頃の木原サンの作品には、他の作家サンにはないヨーローッパの香りとインテリジェンスのある単語が使われていて(と感じられた)、週刊(!)マーガレットの読者の女の子の乙女ゴコロをあおったものです。コミックスを大事にとってあったんだけど、実家で処分されていまい、あわててこの頃の作品を集めてます。あとは、「くれないに燃ゆるとも」と「愛は不死鳥のように」は必須だ!
2012/04/15
菜実
なんて悲しいの(>_<)涙なくして読めません。でもとにかく美しい。
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