世渡り 万の智慧袋 江戸のビジネス書が教える仕事の基本
世渡り 万の智慧袋 江戸のビジネス書が教える仕事の基本 / 感想・レビュー
なおこっか
西鶴つながり。『永代蔵』『胸算用』『万の文反古』をお仕事視点でピックアップ。お仕事に留まらず、生き方が浮き彫りになる話が続々。田中先生の著書の中では圧倒的に敷居が低い易しい本なので、江戸への入り口にもってこいかも。
2020/01/28
かのこ
著者田中優子先生に教わったことがあり、興味があったので読んでみました。西鶴の「日本永大蔵」を江戸文学ではなくビジネス書としてとらえ、先人が残した商いと生き方についての哲学を読み解く。大変ユニークでためになる内容でした。
2016/04/04
nizimasu
井原西鶴をビジネスの観点から読み解いた面白い視点の本。当時の商人は、幕府に期待することもなく自立していかなければならなかった。そのためには稼げばならぬ。何ともたくましく、そしてそのための商人道も説く。武士道よりも商人道。今の日本はかっこつけずにいきていけるたくましい処世術こそ必要だと思わせられた
2012/04/13
とこまた
井原西鶴の作品群から、世渡り、商売のエッセンスを紹介しようというもの。この本で取り上げられているエピソードそのものは現代のビジネス指南書となんら変わることはないが、現代語訳の工夫と脚注とで江戸風俗が垣間見えるのが楽しい。
2012/06/07
モットヒカリヲ
(まともな仕事をしてこそ人間である。夢のような50年やそこらの人生、何をして暮らしたところで、生きられないことはない)という考えのもとで書かれた本。お金とのつきあいかたを教えてくれる。
2012/05/20
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