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死とエロスの旅

死とエロスの旅

死とエロスの旅

作家
壇蜜
出版社
集英社
発売日
2019-06-05
ISBN
9784087880144
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死とエロスの旅 / 感想・レビュー

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starbro

壇蜜は、新作をコンスタントに読んでいる作家?です。 壇蜜が6年に渡って、NHK-BSのドキュメンタリー(しかも海外ロケ)に出演しているとは知りませんでした。興味深い内容なので、番組も観てみたいと思います! https://www.youtube.com/watch?v=9SHZtODd0UE 【読メエロ部】

2019/07/20

どんぐり

人間の本能は突き詰めればエロスとタナトス。このフロイトの世界を取材し、NHKBSプレミアムの特集番組「壇蜜 死とエロスの旅」が放映されている。第1回目のネパールが2014年12月、2回目のメヒコが翌年の12月、3回目のタイが2019年の1月。それを写真と文章で構成したのが本書。壇蜜の〈エロス〉の部分がほとんどないのが残念だが、〈タナトス〉の死者を弔い祀る世界を紹介している。ネバールの聖なるガンジス川の源にあたる「バグマティ川」と「死を待つ者の家」、メキシコの骸骨で知られる「死者の祭り」と呪術の「ソノラ市場

2019/12/14

nyaoko

BSプレミアムで放送された壇蜜さんのドキュメンタリー。を、見れてません。我が家は映らないので…なので、書籍化されてると知って即お取り寄せ。ネパール、メキシコ、タイの3カ国を巡る、死と生と性の旅行記です。それぞれの国の宗教は違っても、どの国の人も死を不幸や、不運なものとは思ってないなと感じた。貧富の差が激しく、決して満足な生活ではないのに、その事を受け入れてる姿は、ほんの少し前の日本人にもあったのではと思う。今の日本人は執着が多すぎると言う言葉にはっとさせられます。最後の絵日記、壇蜜さんらしくていいです。

2019/12/11

獺祭魚の食客@鯨鯢

 三浦春馬氏の自死のもたらすものは小さくない。享楽的生活が封印されストイックな生活を余儀なくされた今、偶像(アイドル)の行動は模倣される可能性が高い。  芸能人への倫理規範を厳しく求める風潮も影響しているかもしれません。有名人に神秘的聖性とともに人格的完全性を求めるのは行き過ぎと思います。芸能人は現在の巫女(シャーマン)としての役割りがあるのか。  性的衝動(エロス)と死への衝動(タナトス)は誰もが人間なら誰もが持つもの。欠けた片割れを求める恋愛と永遠の平穏を求める自死は当事者でなければわからない

テツ

壇蜜さんの紀行文。ネパール、メキシコ、タイ。生と死をそれぞれの文化はどう扱ってきたのか。それによりそこに暮らす人々の価値観はどう熟成されていったのか。生と死は性と死。他者と心と身体を繋げることにより新しい生命が生まれやがて死んでいく。生きることにまとわりつく全ては本来綺麗なものじゃないということ。フィクションで語られるような美しさではなく、生(性)と死の生々しさを、血と汗と体液が絡み合うような真実の姿を知ることが、生きることの価値を高め死について考えるきっかけになるんだと思う。壇蜜さんいいですね。

2019/09/08

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