マナーはいらない 小説の書きかた講座
マナーはいらない 小説の書きかた講座 / 感想・レビュー
starbro
三浦 しをんは、新作中心に読んでいる作家です。満漢全席のような24皿、小説の指南書なので、比較的シリアス、エッセイほど抱腹絶倒ではありませんが、楽しめます。私は文才がないので、本書を読んでも、小説は書き(け)ません(笑) https://cobalt.shueisha.co.jp/contents/manner-miurashion/
2020/12/12
さてさて
『「マナーはいらない」というタイトルには、「小説を書くのは自由な行いだから、細かい作法とか気にしなくてオッケーだぜ!、って思いをこめました』とおっしゃる三浦さんが全二十四皿フルコース仕立てで小説の書き方を指南して下さるこの作品。『推敲』の大切さや、『人称』の使い方に伴うメリット・デメリット、そして『作品にとってぴったりの看板になるよう、いろんな発想を組みあわせてタイトルを考案』することの大切さなど参考になる記述満載のこの作品。小説の読み方にまで気づきの機会を与えてくれる、とても納得感の得られる作品でした。
2023/01/01
旅するランナー
結局、小説の書き方は千差万別・十人十話・人それぞれ、書きたいという情熱と技術・技量があれば本人の思うように書けばいい。そして、マラソンのごとく、持久力と粘り強さを兼ね備えていること。ハウツー本として期待してはいけません。マネはいらないのです。それよりも、自作のネタバレをものともせず、どう発想・構想・創作したかを明かして頂けることが、しをんファンとしては嬉しい限りです。
2021/05/05
いつでも母さん
「真面目か?」って読み初めはちょいと戸惑った。が、そこはしをんさん!(笑)私は小説を書けないが小説家って凄い!を感じるエッセイだった。(←勿論最大級の賛辞と尊敬を込めてます。)私に欠けてるものは、想像力に語彙力に・・その他諸々(汗)やっぱり私はしをんさんが好きだ!
2020/11/28
修一朗
実際の三浦しをん作品の構成図を載せてあるので,こんな発想からあの作品を作っていったのかがわかって楽しかった。自分は飛ばし読みの癖があって「誰がしゃべってるんだっけ」ってのがしょっちゅうだ。なので語り手や状況を明示する工夫になるほどです。小説の書き方にマナーはいらないよと言いつつもルールというか読者を混乱させないためのお作法は必要ですね,よくわかりました。ハイロー&Exileのグダグダ部分はナナメ読み。自分が小説を書くことはないだろうけど書くとしたら神視点/三人称視点だろうな。一人称視点なんて絶対無理。
2021/01/15
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