炎の蜃気楼セレクション
炎の蜃気楼セレクション / 感想・レビュー
やっと目が覚めた
前半は圧巻の表紙イラスト集(書き下ろし含む)、後半は、邂逅編、幕末編、昭和編、炎の蜃気楼、の四編の書き下ろし小説。景虎の残り香「仏の残香」のキーワードが直江によって、語られている。どれも懐かしくて感涙モノなのだが、「La grace」は、言い様の無い切なさに胸が苦しくなる。全巻読んで尚、泡立ち、掻き立てられ、惹き付けて離れない、これはいったい何だろう。
2020/11/30
青蓮
「炎の蜃気楼」ファンなら必読の一冊。昭和編の舞台化で景虎役をされた富田翔の題字も素晴らしい。書き下ろし小説も「邂逅編」「幕末編」「昭和編」「平成編(本編)」と4つの時代をベースに書かれたものであるが、これも全てが繋がっている作り(環結)となっているのが凄い。ミラージュ記念本というべき一冊と言えよう。ミラージュは愛して止まない名作。
2020/12/13
だいらかずよ
懐かしいしか出てこない…本編のカバーイラストに始まり(各先生の書き下ろしがまた笑わせてもらえたwww)コバルト本誌のイラストとか(知らないものもあった!)先生の書き下ろし短編集も素晴らしかった!あの頃に瞬間戻った!(邂逅編あとからじわじわと笑いが襲ってきた…だって景虎見る目がみんな親戚のおじさんなんだもん!そして2度目の換生がなぜかKingGnuの井口が脳内再生されて一人で悶えたwww)多分これで最後なのかもしれないけど私はまだまだミラ読みたい人です。
2020/11/30
さとみん
「うわー!懐かしい」と叫んでしまった各巻の表紙イラスト。邂逅編のまだぎこちない夜叉衆の雰囲気、幕末編の時代の熱気に当てられた姿、昭和編の緊迫感、そして始まりと終わりの本編。時系列順に収録の書き下ろし短編は、作中の400年という時間と読者側の30年という時間が重なるような不思議な気持ちになった。思春期にこのシリーズに出会えたことは私にとって救いだったんだろう。そう思える今が幸せだ。
2020/12/13
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