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喋り屋いちろう

喋り屋いちろう

喋り屋いちろう

作家
古舘伊知郎
出版社
集英社
発売日
2023-07-26
ISBN
9784087901108
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喋り屋いちろう / 感想・レビュー

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ヨーイチ

コメント前に、「俺はアントニオ猪木信者だぁ!」と宣言しておく。一見タレント本、薄くて行間も広い。読了後もタレント本。当たり前である、しかし読む者の立場で本の価値は変化する、これも自明の理。著者は小生より二つ上の同世代。知る人ぞ知る70から80年代のアントニオ猪木とその弟子達によるムーブメントは従来のローカルで牧歌的で見世物要素もあったプロレスを別な何かに変貌させた。力道山ブームはテレビの普及を促したそうだが、その後は「八百長」の冠を着せられ、小規模な実演興行に落ち着く。続く

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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

著者が局アナをやめて独立するまでを、実況風を交えた自分語りとしたもの。名物の実況は著者が高校時代に産声を上げていたというのが驚き。芸として磨き上げるきっかけになったのは啖呵売のようだけど、豊富な語彙の源となったものが何かは触れられていなかった。何はともあれ猪木の存在が著者を走り続けさせたことは間違いない。プロレス中継屋からの脱却は大変だったよう。

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スプリント

自叙伝かとおもいきやフィクションとノンフィクションを織り交ぜた小説でした。 意図的に少し幼い文体にしているんですかね。

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尿酸値高杉晋作

古舘さんの半生を小説風に描いてるのね。 猪木愛がガンガン伝わってくる。

2023/09/30

Crystal.B

フリーになるところで終わってしまったため、内容はプロレスと猪木愛に終始してました。プロレス実況だけにとどまらないあの喋りは最早、話芸。あれだけで押して十分と思えるのに、正統派路線もできるところも見せたくてニュースステーション継いだのかなと深読み。報道やナレーションには手を出さなくていいからこれからも大いに喋って下さい。作中に登場する南美希子とおぼしき同期の女子アナがそのまんまで笑えました。サラリーマンなのに自分を最大限に売ろうとする局アナって謎に近い存在に思えます。

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