KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

荒野は群青に染まりて 相剋編

荒野は群青に染まりて 相剋編

荒野は群青に染まりて 相剋編

作家
桑原水菜
Re°
出版社
集英社
発売日
2023-03-24
ISBN
9784087901160
amazonで購入する Kindle版を購入する

荒野は群青に染まりて 相剋編 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

よっち

倒産の危機からありあけ石鹸は身売りし、社長からただの社員になっていた赤城。親会社からやってきた経営陣とかつての社員たちの分断と反目に苦悩する中、彼らの前に群青が姿を現す第二弾。赤城を目の敵にする出向組の黒田専務が連れてきた技術顧問として再会を果たした群青。旧体制派が切り崩されたり、閑職に回される中、新しいやり方に会社の希望を見出す群青に対する複雑な想い、思ってもみなかった形でリョウとの再会もあって、ありあけ石鹸の今後を大きく左右するまさに激動の展開でしたけど、紆余曲折の末に訪れた結末は悪くなかったですね。

2023/04/26

rosetta

★★★★☆読み友さんが激賞していたので手にした。ラノベや昔懐かしいコバルト文庫で結構有名な人らしいが自分は初読み。で内容は凄く良かった!こんなに面白い本なのに注目が足りない!という読み友さんの気持ちに同感。ただ惜しむらくは一作目を読んでいなかったこと😣彼らの過去の繋がりを知って読んだら更にどれ程感動したことか。戦後大陸から引き上げてきた群青や赤城らは石鹸会社を立ち上げる。大学に通い赤城らと別れた群青。また赤城らは会社経営に失敗し身売りをする。やっと出逢えた嘗ての仲間たちはもう一度信頼し合えるのだろうか?

2023/07/01

糸巻

続編。前作は群青が大学へ進学する為ありあけ石鹸を辞めて家を出たところで終わった。今作ではその9年後を描いている。群青は赤城たちの前から姿を消し音信不通となり、ありあけ石鹸は倒産の危機に遭い身売りしていた…。えー…9年の間に何が起きたんだ。群青の成長ぶりを期待して読み始めたら出鼻をくじかれた。本社からの出向組による冷遇にも耐え、群青の為に ありあけ石鹸を守ろうとする赤城に勇気をもらう。令和の話だったらリアリティがないけど、この時代なら起きそうなドラマティックな展開が続きハラハラドキドキ面白かった。

2024/05/26

うめきち

すごくよかった。もう絆が感じられてうるうるしてしまった。戦後の混乱期を助け合って生き抜いた人達の強さ、感動ものです。後半のたたみかけるような展開もいいですね。その後も知りたいです。桑原先生大好きです。

2023/08/15

コアラ

戦後の日本の石鹸業界。続編はないようですね。ノンフィクション的なお話で面白かったです。

2023/08/12

感想・レビューをもっと見る