Dr.マシリト 最強漫画術
Dr.マシリト 最強漫画術 / 感想・レビュー
りんご
最初の提言で「読みやすさが重要だ」と言い切る割に、強調する赤文字がやたらに多く読みにくいので笑ってしまう。漫画じゃないから読みにくくてもいいのかい?文字部分は読みにくさのあまり流してしまったが、鳥山明、桂正和作品やダイ大、バクマンが例としてたくさん挙げられてて、その絵を見られたのが良いです。アクションの解説でDBのバトルシーンを見せてくれますが、ホントすごいよね。ゾクゾクしちゃう。
2023/10/09
akihiko810/アカウント移行中
Dr.マシリトのモデルとなった、元少年ジャンプ編集長・鳥嶋和彦による、ジャンプ流「マンガの構成・マンガ家のなり方・マンガビジネス」講座。印象度A- やっぱり少年マンガは魅力的な「キャラクターありき」なのを徹底している。面白い「少年マンガ」ってどんなつくりなの?ということが総合的にわかる。かつて鳥嶋が担当した鳥山明(ドラゴンボール)、桂正和(電影少女)、稲田浩司(ダイの大冒険)との対談は必読の面白さ。鳥嶋の編集者時代のスタンスがよくわかった
2024/02/26
緋莢
タイトルにも入っているDr.マシリトは、鳥山明『Dr.スランプ』に登場するキャラクターで当時の鳥山明の担当編集者・鳥嶋和彦がモデル。この本は、その鳥嶋和彦(後に白泉社の社長、会長にまでなってしまう)が、〝鳥嶋メソッド”を紹介した本(長編漫画で、連載形式の少年漫画という条件はありますが)この本の強みは何といっても、主に『DRAGON BALL』、『ダイの大冒険』、『電影少女』等の場面を掲載して説明に使えるところでしょう。これによって、非常に分かりやすくなっています(続く
2023/11/08
hnzwd
漫画編集者・鳥嶋和彦の語る漫画術本。キャラクター、ストーリーやコマ割り、ジャンプシステムと言われる読者アンケートの内幕まで語られていて面白い。とは言え、鳥嶋さんのこの辺の論は色んな所で語られてるから、完全に新しいものは少なめか。まとめて読めるのは価値。鳥山明、桂正和、稲田浩司との対談も。
2024/04/15
えすてい
マシリトだから、ジャンプ基準で書かれているのは想定の範囲内だ。あくまでもジャンプで描きたい漫画家志望者には、突き刺さるのは間違いない。だが、日本にはジャンプ以外の漫画雑誌で描いている漫画家の方が圧倒的に多く、その中には月刊誌もあるし新聞4コマもある。4コマはジャンプの管轄外だ。4コマで描く人には丸飲みしかねるところもあるだろう。ただ、初持ち込みや投稿・締切厳守はどこであろうと変わらない。漫画のビジネスや将来性に関しては、マシリトはジャンプの枠を超えた危機感を抱いているのは感じられた。日本の漫画はどう転ぶ?
2023/10/05
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