ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 5 (愛蔵版コミックス)
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 5 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
「勇者は何でも出来る(中略)・何でも出来る反面、何にも出来ないのが勇者って人種さ・・・だが・・・勇者にも一つだけ他の奴には真似出来ない最強の武器がある・・・」「えっ!?な・・・何それ!?」。「決まってんだろ・勇者の武器は・「勇気」だよ!」氷炎将軍フレイザードとのバルジ島の決戦から、敵だったヒュンケルとクロコダインの処遇を巡るレオナの決断を経て、ダイの力に気付き動き出した超竜軍団軍団長・バランまで。「いま・・・全てを斬る!!!!」の回で遂に完成し繰り出されるあの「必殺技」が何よりも熱い(以下コメ欄に余談)。
2020/11/13
歩月るな
クロコダインの盃だったり、ヒュンケルの裁きだったり、戦闘後のアレやこれやが重要な展開を見せる。アバンの使徒編がコレにて完結、と言う感じで、今後の展開がかなり未知数。どうなるか全く予想できない。敵だった人物が味方になる展開って、それだけで過去が消えるわけじゃ無いんだから、どう模索しても受け入れ難いものがあるはずなのに、しっかりと受けとめて咀嚼して飲み込んで、って感じでゼロから積み上げていくみたいな事もあるんだけど、このヒュンケル裁きはやっぱりとてもレオナにとっても、物語にとっても大きな事だ。また会う日まで。
2020/12/25
nishiyan
クロコダインとヒュンケルの加勢を受け、フレイザードを追い詰めるダイたち。勝利への執念に燃えるフレイザードが決死の攻撃に出る本巻。絶望的な戦況だがアバンの教えを忘れないダイ、彼をサポートするヒュンケルとアバンの使徒の繋がりがより深まる巻といえる。また謎多き魔王軍幹部ミストバーンの不可解な行動は今後の物語の大きな伏線となっているなど、魔王軍の微妙な権力構造に触れられていて面白い。この戦いによって新たな力を得たダイだが、残念な別れもあり…。新たな魔王軍幹部がダイへと牙を向く中、次巻がどうなるのか。楽しみです。
2020/11/06
のれん
結果だけを欲しがる身勝手の極地。他者からの名声、博打への勝利、敵を負かす快感。それだけを求めるフレイザードにはどんな正論を皮肉も哀れみを通用しない。 だからこそ彼を畏れさせるのは、確信だ。ダイの余裕のある勝利への確信。自分には見えないものが見える者に、手に入れるまで結果を知れないフレイザードは畏れるのだ。 目を閉じてるせいで半ば座頭市みたいになっているダイの完成アバンストラッシュには思わずミストバーンに同意すること間違いなし。 見せ場も格好いいし、今んとこ良いとこないのハドラーさまぐらいだぜ(笑)
2020/11/07
新天地
フレイザード編の終結と新たな旅立ちを描く第5巻。今まで様々な登場人物がいて、魔王軍の幹部もほとんど出撃してきたが、今回のボスキャラ・フレイザードに注目したくなる。禁呪法で生み出されて1年程度のため自分に歴史がない彼は、自らの存在証明を求めて残忍で猛々しく功名心に走るという姿がとても印象に残った。因みにレベルアップしていたら後に登場するあの大呪文を使えるようになっていたとのことで恐ろしい。それから、クロコダインとバダックの友情や、レオナによるヒュンケルの再スタートなのども見応えがあった。
2020/11/30
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