ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 8 (愛蔵版コミックス)
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 8 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
「・・・あばよ・・・ダイ・・・お前と色々あったけど・・・楽しかったぜ・・・でも・・・俺の冒険は・・・ここまでだぜ・・・!!」。竜の騎士の力を解放し、脅威の竜魔神と化した魔王軍超竜軍団長バランの猛攻撃が一同を襲う。クロコダインが倒れ、ヒュンケルまでが膝をつく時、ダイを守るべくこれに立ちはだかるのはあの男。かつて師の最期に涙を呑んだ、そして今まさに仲間の、何よりダイの為に己の「一欠片の勇気」を奮い立たせるあの男。友の命を賭けた行動に目覚めよ、我らが小さな勇者。「竜の騎士」編佳境(以下コメ欄に余談)。
2020/12/19
nishiyan
記憶喪失のダイを守るため一致団結してバランと戦うアバンの使徒とクロコダイン。バランの驚異的な力の前になすすべなく、バランとダイの再会を許してしまうのだが、ポップ決死の特攻がダイに奇跡を起こす本巻。前半最大の山場といえる巻。ポップの勇気と献身、これに尽きる。アバンの使徒の中で劣等生という意識が彼をより駆り立てるのだろうか。マトリフとの出会いは成長させたのだろうけれども、そこに行動の秘密があるのかもしれない。そしてバラン。わかり会えたはずなのに、あえて厳しい道を選ぶところに誇りと人間味を感じる。次巻が楽しみ。
2020/12/12
歩月るな
「ロカ…アバン…いいやつはみんな死んでオレやおめえみてえな悪党だけが生き残っちまった…嫌な世の中だよなぁ…」竜の騎士編のクライマックス、最後の戦いに向けて全てが動き出した、という物語の終わりへの舵取りが垣間見える終わり方をするのだけれど、さらに番外編のアバン先生の若き日の話も……さて、バランとの超激闘を経てのハドラー&ザボエラ戦を挟む展開。とりあえず3分の1くらい物語を消化したみたいだけれど、まだまだこの後どうなるのか全く解らない。残っている戦力も未知数である……クロコダインの人間くささはズルいよなあ……
2020/12/27
のれん
今巻の主役はなんと言ってもポップ、そして裏の主役はハドラーだ。 彼らは力がなく、それ故自信がない。だから明暗を分けたのは出会った人に他ならない。 ダイ、アバン、マトリフ……様々なタイプの仲間たちから影響を受け勇気を持てたポップの呪文がまた皆を助ける。 それに比べたハドラーは味方に恵まれない。野心も実力も備えた部下たちが自分勝手に動き回る。自分の立場に固執し、影響し合う仲間がいなかった。 でもだからこそ限られたカードで勝負するハドラーは凄く共感できるヤツだと想う。史上屈指の人間味溢れる魔王だ。
2020/12/07
うさみP
『おれの冒険は・・・ここまでだぜ・・・!!』メタを含めたポップの起死回生は悪い意味でもジャンプ的。vsバラン超絶親ハラの大ダイ決戦。「バーン様の三本指」は、現代ことわざとして後世に残ってよいのでは。
2020/12/09
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