ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 17 (愛蔵版コミックス)
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 17 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
「いつもお調子者みたいに振舞っているけど本当はとても心の強い人・・・どんなに苦しくても・・・どんなに怖くても・・・どんなに悲しくても・・・最後の最後には必ず乗り越えてしまう人・・・!引っ込み思案な私にとって・・・ポップさんはずっと憧れの人でした」。迫るクロコダインとヒュンケルの公開処刑を防ぐべく、再起を果たしたダイ達はその地へと向かう。失格の烙印に嗚咽を漏らすポップに卑劣な凶刃が届く時、命を投げ出してこれを救うのは・・・。大破邪呪文ミナカトール発動から役者も揃っての涙の大魔宮突入まで(以下コメ欄に余談)。
2021/04/10
nishiyan
バーンとの最終決戦に挑むべくヒュンケルたちの処刑が迫るロロイの谷へと向かうダイたち。そこにはミストバーンが手勢を率いて待ち受ける本巻。敢えて敵の誘いに乗るヒュンケルの覚悟。ついにアバンの使徒が揃いミナカトール発動へとなった時に訪れたポップ最大の試練。彼のために身を投げ出す彼女の存在と感動的だった。最もクールな立ち位置であるべき魔法使いが持っていた光の意外性もまた面白い。そして大魔宮へ乗り込んだ一行の前にまたしてもあの方たちが立ちふさがる。次巻が楽しみです。
2021/04/06
のれん
思えばポップは不思議なヤツだった。 情けない兄弟子でかませ役と思いきや、思わぬ活躍をしたり、逃げ出すこともあれば、友情のため命を賭す覚悟を見せる。 魅力的な矛盾を持ちながらも、彼の恐怖や不安は私たちに親近感を与えてくれる。不安は期待を裏切ってしまう自分自身。 マァムの恋愛感情が急に復活しだしたのは、全てこのためにあったのだ。 日常で弱い自分を晒す、一欠片の勇気こそが自らを変えるというポップは正に等身大のヒーローだろう。 しかし彼の勇気に一欠片も疑わない仲間たちにもグッとくる。友情って良いなぁ。
2021/05/17
うさみP
『バーンの顔に泥を塗った。この傷はいわばオレの落とし前だ。だが、これ以上を望むならオレも黙ってはいないっ!』男二人が荒野に張りつけ。何も起こらないハズがない。救出&突入戦。光と闇の合力よりも更に強く、暗黒の闇の鞘から抜き放たれて、光り輝く正義の剣。振り切れるヒュンケル。出したり引っ込めたりするのではなく、弱虫でもいい、逃げ癖があってもいい、負けが許されないここ一番で抜き出すのが勇気。その象徴が意中への『告白』と言うのがね。殺されなくてよかった。ありがとう、まぞっほ。
2021/04/10
歩月るな
ノリとしてはクラウド城に乗り込む時のあの感じですね。ポップにはやっぱり泣かされてしまう。クライマックスって感じであります。なぜかすごく王道漫画というよりはドラクエらしさみたいなものをしっかり感じてしまう細やかな人物描写、ドライなダイくんよ。そりゃあ、愛も大きなテーマではあると思うんです、ドロドロしているはずなのに爽やかだったりするのは、説教役のレオナ様がいるからなんだろうなと思ったりする。可能性が広がったと言う意味では、リメイク版ドラクエ8の感じが一番近いか。読者とバーン様が一番近い視点を共有してる気が。
2021/04/03
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