ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 23 (愛蔵版コミックス)
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 23 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
「どうしたダイ?今更退くのか?言っておくがお前の判断は正しい・ギガストラッシュが一番適切な技である事は間違いないのだ・・・・勝敗は別としてな・・・!」。天地魔闘の構え。ミストバーンに預けていた全盛期の肉体を取り戻した真・大魔王バーンだからこそ出来る空前絶後の奥義が渾身の必殺技を粉砕する。真大魔王の次元の違う圧倒的な強さの前に駆け付けた仲間達が奮戦も虚しく空を切り、力尽きた者から「瞳」へと変えられていく苛烈な激闘の最中、ポップは一筋の活路を見出す。結末に向けて突き進む最終決戦編佳境(以下コメ欄に余談)。
2021/07/02
だまし売りNo
最後に戦うのはダイとポップ。物語の出発点に戻った。ポップがこれほど頼もしいキャラになるとは想像できなかった。
2021/09/02
のれん
ミストバーンは強者を羨む故に強い。真の強者たる大魔王の裏方に相応しいだろう。だがその嫉妬は決して勇気にも献身にも優しさにも繋がらない。 だからこそ勇気を奮えるヒュンケルには勝てなかったのだ。 さてそんなコンプレックスとは無縁の大魔王にはこちらが絶望の嵐。 が、だからこそ大魔導師が輝く。今まで通り強者に立ち向かう弱者であるからこそ。メドローアという最強だからこそ何度も不遇の描写が目立つこの大技を如何に陽動に使えるか。 大技を使い方で術者と被せてくるのは、中々にクレバーな描写と言わざるを得ない。
2021/07/05
うさみP
『天よ叫べ!地よ唸れ!魔の時代来たる!括目せよ!天地魔闘』これ知ってる、うろたえるな小僧ども構図!!その腰をわずかに落として、両腕を己の上半身を包むように上下に構えた姿から『当て身投げ・レイジングストーム・羅生門』の同時攻撃である。烈風拳はウォール。(ギース・ハワードかよ)。今でいう待ちキャラって、当時はどうなのだろか。大破壊やトンデモ技でもなく、そのシンプルなムーブだけでラスボス感ヒリヒリなのが。美女の肉体を乗っ取って、あんな事やこんな事をするんでしょ!!
2021/07/04
nishiyan
真の姿を見せたバーンと対峙するダイとレオナ。ちょうどその頃、バーンの肉体を守護していたミストバーンがヒュンケルたちに襲い掛かる本巻。長く続いた闇の師弟対決に終止符が打たれる。ミストバーンのその存在のあやふやさ故に始まったこの関係。彼の行動を見抜くヒュンケルの成長がまた良い。対バーン戦においてはポップがマトリフから受け継いだ冷静な視点が着実に大魔王を追い詰めていくのがまた面白く、その意図を汲んで後事を託すアバン、身を賭して戦うヒムたちの姿がかっこいい。この戦いはどうなるのか。次巻が楽しみ。
2021/08/02
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