親父衆 (愛蔵版コミックス)
親父衆 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
かっぱ
世の中の親父を観察したスケッチ・漫画&エッセイ集。おもしろかった。みなさんプロの漫画家だから当たり前だけど、絵が上手いなぁと感心。特に「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさんの描くブラジルのモテ系親父ギタリストたちは絶品だった。「最近いつも何かを探している自分に気がつく」という大友氏。まさに万人共通の親父現象。吉田戦車の親父の便利アイテムである薄手のダウンジャケットをかなり日差しの強くなった6月中旬になっても手放せずに着ていた親父(東京での目撃談)には笑いました。いるいる、あるある、自分もそうだの連続です。
2017/07/07
ぐうぐう
親父をテーマとしたコミックエッセイ集。とにもかくにも執筆陣が豪華すぎる!(バンド・デシネの漫画家達までいる!) これだけの豪華メンバーを一冊の本の中で見ることは、なかなかあるもんじゃない。また、コミックエッセイなので、そのまんま漫画風、イラスト風、スケッチ風、絵物語風と、漫画家によってタッチもスタイルも違うのが楽しい。大友克洋の場合、その絵を見られるだけで、なんか得した気分になる(今はなき雑誌「バラエティ」に連載していた『饅頭こわい』を思い出してみたり)。(つづく)
2015/07/24
Bo-he-mian
十代の頃から「おっさん」が好きだった。味のあるおっさんは、平凡な美女よりも遥かに魅力がある。澁澤龍彦は「男の身体は煮ても焼いても食えないが、女性の身体は風景にすら成り得る」みたいな事を云ったが、カラダはともかく、おっさんの顔こそ風景ではないだろうか! 本書は、そんな「オヤジの魅力」に取り憑かれた名立たる漫画家たち:大友克洋、寺田克也、吉田戦車、浦沢直樹、江口寿史、松本大洋、山田参助、ヤマザキマリ・・・etc.etcが、ここぞとばかりに親父臭が充満するオヤジ愛炸裂の絵を描きまくった、イラスト・エッセイだ。
2019/12/15
くさてる
Web版で読んではいたけれど、あまりの執筆陣の豪華さに、書籍版で手元に置いておきたくて購入しました。「親父」がテーマのコミックエッセイ集。漫画も面白いけれど、それぞれの作家渾身の親父イラストの数々に圧倒されます。カッコ良かったり可愛かったりだらしなかったり情けなかったりの赤裸々な親父スタイルが楽しめます。お好きな方にはたまらない内容です。
2015/08/15
加藤 勤
親父をテーマにしたコミックエッセイなんて、前代未聞。執筆陣がすごいです。 大友克洋、江口寿史、吉田戦車、諸星大二郎、浦沢直樹、ヤマザキマリ、上條敦士、東村アキコ、伊藤理佐、池上遼一などなど総勢33人です。 http://ameblo.jp/bookstama/entry-12055342682.html
2015/07/28
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