世田谷イチ古い洋館の家主になる 2 (愛蔵版コミックス)
世田谷イチ古い洋館の家主になる 2 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
keroppi
世田谷イチ古い洋館を守る活動のエッセイ漫画第二巻。ほとんど解体されそうになる洋館を前に、諦めずに戦っていると、奇跡の助っ人が現れる。なかなか難しい法律の話と、感情を交錯させながら、進んでいく。洋館の元持主である尾崎行雄の話も絡んで、不思議な因縁が広がっていく。事実は漫画より奇なり。さらに波乱を呼びそうな第三巻も読もう。
2023/09/24
ぐうぐう
まさかこの作品で、山下和美の絵の上手さに改めて気付かされるとは思わなかった。旧尾崎邸の売却・解体を阻止すべく山下達の奮闘を描いたエッセイ漫画は、どうしても感情的になる部分と、それとは逆に法解釈の論理的な部分とが入り混じった展開になってしまうのだけれど、そのアンバランスを抑えるために、滑らかに繋ぐために、山下はかなり意識して絵で見せようとしているような気がする。エッセイ漫画なので過剰な描き込みがない分、絵の上手さが引き立つ効果もある。いやあ、やっぱ上手いわぁ!
2022/02/19
ぐっち
保存への動きはどんどんいろんな人が賛同して…区議会議員さんが参加したところで、だいぶ現実味が出てきた。この本が出た時から知ってたのに、昨年の世田谷文学館での個展まで読んでおらず、クラファンに間に合わずに悔しい。途中で挟み込まれる尾崎行雄さん漫画がなかなか面白い。
2023/04/09
ruki5894
これだけ地震の多い国で、建築物を守るのは大変だろうなぁ。壊された後に写真などで「へぇ〜見てみたかったなぁ」と思うこともあるのだが。造っては壊しを繰り返しての今ってことか。保存運動の難しさを知った本。
2022/12/01
毎日が日曜日
★★★+
2022/02/27
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