谷口ジローコレクション12 神々の山嶺 2 (愛蔵版コミックス)
谷口ジローコレクション12 神々の山嶺 2 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
『谷口ジローコレクション』で再読する『神々の山嶺』。第2巻の白眉は、なんといっても羽生がグランジョラスで書いた手記の場面だろう。死を目前にして、生きるために書いた手記は鬼気迫るものだ(その手記がもたらせる効果の手応えを本作で実感したのであろう夢枕獏は、のちの作品で手記をよく配置するようになった)。そんな手記であるがゆえの効果を充分に理解する谷口ジローは、しかし怯まず、果敢に画に落とし込んでいく。夢枕に羽生が乗り移ったように、谷口にも確かに羽生が乗り移っている。
2022/07/16
こけこ
「一番でなければ二番はゴミ」羽生さんの生き方を表す言葉だと思う。絵も物語も、熱量高め。読むのにエネルギーが必要。
2024/10/22
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