谷口ジローコレクション15 神々の山嶺 5 (愛蔵版コミックス)
谷口ジローコレクション15 神々の山嶺 5 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
『谷口ジローコレクション』で再読する『神々の山嶺』。羽生は前人未到のチャレンジの途中で消息を絶つ。しかし、物語は終わらない。なぜならこれは、羽生の物語であると同時に深町の物語でもあるからだ。深町は再び山に戻る。登り、登って、何度も死に直面する中で、目的も理由も消えてゆき、あるのは想いのみ。雪山を登る描写は白が支配することになり、どうしても単調になりやすい。谷口は細かくカットを割り、全身を、表情を、足元を描くことで、単調さに抗う。(つづく)
2022/10/01
こけこ
この本に出会えて、本当によかった。山の荘厳さ、怖さ、素晴らしさ。自分が経験したかのような感覚に陥った。「ただ、想う」雑念だらけの私には、難しい。あー、山に行きたい。
2024/11/08
はぜ
マロリーはエベレスト登頂に成功したのかどうかという謎を軸にして物語は展開していくわけだけれど、登山にしろ南極などの極地探検にしろ、これまではカメラで撮る写真がその証拠になっていたということだよね。今はフェイクも簡単に作れるようになって、リアルタイムでの配信がその証拠になっているのかな。映画「フライミートゥーザムーン」もフェイク映像の話だったのでそんなことを考えたりもした。
2024/08/10
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