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ひぐらしの森 (ぶーけ コミックス)

ひぐらしの森 (ぶーけ コミックス)

ひぐらしの森 (ぶーけ コミックス)

作家
内田善美
出版社
集英社
発売日
1990-08-01
ISBN
9784088600024
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ひぐらしの森 (ぶーけ コミックス) / 感想・レビュー

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糸車

これはとにかく手に取って読んでもらわないと伝わらないんじゃないかと思う。でも再版はされていないし、古本屋さんでも見かけたことがない。内田さん、どこでどうしていらっしゃるか知る手立てはないのかしら。表題の「ひぐらしの森」に少女の感性の危うさ、でもどこかしぶとくしなやかな強さを見る思いだった。あの日のあの少女たちは今もどこかでひっそりとくすくす笑っているんじゃないかと思うことがある。

2015/10/30

くさてる

表題作が、素晴らしい百合で驚きました。緻密な描線で描かれた少年少女のひたむきな思いは、時代を感じさせても、古くさくはありません。希有な才能だったことを痛感しました。他の作品ももっと読んでみたい…

2014/10/13

おおた

夢であふれる「時への航海誌」にまずは存分に浸りたい。日向くんのツンデレ! 「7月の城」あたりではSM&羽衣要素も加わり幻想性がぐっと強まる。スーラと紛うような点描、布団の模様ひとつさえ手描きで、一つ一つの描写が完璧。好きな画家はと問われたら間違いなくあげる内田善美、『星の時計のLiddell』が絶賛されますが、読んでいて楽しいのはぶ〜けコミックスのカジュアルな恋愛ものだったりします。表紙の柔らかい色も電子では出せない優しさ。

2017/04/27

IENEKO

『ひぐらしの森』雪が桜が雨が降り、ひぐらしの声が降りしきる中紡がれたストイックな少女沙羅との関係。今なら「百合」と言われてしまうのかもしれないが、不器用で純粋で愛しいひと夏。それにしても「クレーがお好き?」なんて会話を高1女子はしないよね、と当時高1女子だった私たちは笑った。『時への航海誌』雑誌のカラーページを見た時の衝撃を覚えている。セピア色の世界地図、実物がそこにあるかのような質感の大学ノート。『雲の魔法よ風の船』私が最も萌えた全寮制男子校ものは、萩尾望都でも竹宮恵子でも木原敏江でもなくこの話です。

2012/10/19

papakiti

学生時代に初めて読んだ内田作品です。その後コミックスも買いました。 久しぶりに読み返したので、書き込んじゃいます。不思議な印象の残るお話でした。

2013/08/09

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