天然コケッコー 14 (ヤングユーコミックス コーラスシリーズ)
天然コケッコー 14 (ヤングユーコミックス コーラスシリーズ) / 感想・レビュー
龍國竣/リュウゴク
全巻読了。村と東京の対比が面白い。東京から廃校寸前の学校に転校してきた大沢君が違和感がありながら村の暮らしに染まっていき、やがて主人公そよとの関係が深くなっていく。東京に憧れてカラオケスナックを開店したものの、結局村の人々に相手にされず、お好み焼き屋に転業する2巻のエピソードが心に残った。噂好きの村の人々に囲まれた恋愛模様もリアルで読ませる。また、表現技法としてもお見合いをフィクションとして実況してみたり、猫の視点で大沢君の帰村を描いてみたりと実験的な試みがなされている。
2016/08/16
港野洋子
何度読んだかわからない…ひさびさにいっき読み。島根県某所にて1年間住んでいたころを思い出す。石見弁にときめきます。「せあなぁ」ってよく聞いたし、鮎は当たり前だし、神楽「おろち」のクライマックス感なんてその通り!そういう田舎と思春期のリアルさが通っている上に、表現方法がおもしろいんです。大人のうわさ話って、こどもにとっては耳に入ってくるけど意味はわからない。主人公視点で読むと流し読みしちゃうけど、後から意味がわかるのよね。猫視点だったり大沢くんとの距離感がわかるコマ割だったり、ほんともう全部好き。
2014/02/01
tanabota
長年「天然コケコッコー」と間違えて覚えていたのですが、ラストシーンを見てあながち間違いではなかったらしいと知りました。なんとなくホッ。
2011/09/10
capeta
帰ってきた。それが大事。連載お疲れ様でした。
2022/09/18
hiromura
断捨離前の再読週間、ついに全巻制覇。覚えてない話もかなりあった。新刊が出るのを待ち遠しく買っていたが、おそらく1回か2回しか読んでなかったのかも。
2022/05/15
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