愛のなせるわざ (クイーンズコミックス)
愛のなせるわざ (クイーンズコミックス) / 感想・レビュー
すみの
桜沢作品、初読。割とさらっと読めあまり印象が無かった・・・と思ったがよくよく考えたら、日常生活のこんな場面では人はこう思うのではないかと当たり前な心情、行動をそのまま画に表現されているのだと。多少のフィクションやデフォルメもある作品が多いのは当然(それはそれでいいのです)だが、物足りなさ、もの哀しさを感じる巧い作品。現実ってそんなものだと思うから。
2014/06/12
grandR
表題を含む3つの短編と1つの中編をまとめた作品。女性の心情を描くのがすごいうまいです。中編の「悲しみの向こう側」の主人公晶子はちょっと苦手かな。。金持ちで美人、頭もいい。キャリア組だったけれど、エリートの夫を得て専業主婦。「わたしが一番幸せと思ってないと壊れてしまいそう」とな。こんなにも恵まれているのに悩むのねと悲しく思うか、15年も前のことをいまだに悲しむ時間と金があっていいのうと思うかは、読者の経済状態と仕事しているかによると思います。学生時代の傷ってずっと残るものだけどね。
2011/02/01
秋
女に産まれて生きていく事がほんの少し切なくなった。
2010/09/26
きむたん
短編集。「悲しみの向こう側」のいろいろもやもやする気持ち、すごくわかる。私もそうだった。でも、居心地のいい実家に依存するのと、友達の安っぽい謝罪を受け入れるのはやめたほうがいい。
2019/05/02
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