こもれ陽の下で 3 (ジャンプコミックス)
こもれ陽の下で 3 (ジャンプコミックス) / 感想・レビュー
zhi_ze
短期打ち切り作品ではあるけど、この漫画はかなり面白かった。最終話に向けてキチンと種が撒かれていて、最後にそれが実を結んでいた。これはここで終わって良かったかも知れない、ここで終わったからこそ、清々しい余韻が残る名作になったかも。「あたしたち植物、心と心で話す…だから全てわかる。でも人間、言葉だけ、心伝えられない。悲しいこと」
2012/01/09
リッキーまち子
最終巻発行は1994年。バブル崩壊の91年のシティーハンター連載終了以降の久々の連載だった。高度成長期のしっぺ返しが「森林王」のエピソードに描かれている。日本での自然環境保護の議論は1970年の安保の自動延長以降活発化し、その熱は現在においても高まり続けている。携帯普及率95%といわれ、誰も彼もがネットを介して思いを述べ合う現代において、テレパシーはかつての魅力を急速に失いつつある。童話や民謡の形で今まで残り続けてきた、自然との対話や擬人化という伝統的な描かれ方は、現代の子供の目に魅力的に映るだろうか。
2013/05/13
moon
人との関わりには、悲しい部分も多く、その悲しみを乗り越えていく姿が美しい。沙羅との突然の別れ、数年後の出会いのラストシーンは感動。
2011/07/07
洪七公
既読本
1994/07/04
うつぼん
<借り物>
2008/11/27
感想・レビューをもっと見る