COWA! (ジャンプコミックス)
COWA! (ジャンプコミックス) / 感想・レビュー
ムッネニーク
54冊目『COWA!』(鳥山明 著、1998年 初版、2014年 デジタル版、集英社) 『DRAGON BALL』完結後、鳥山明は何本かの作品を短期連載するのだが、本作はその第1作目。 可愛らしいオバケたちと、戦いの世界がイヤになり隠遁した元相撲取りとの冒険譚。鳥山先生の人柄が滲み出ているかのような優しい物語で、クライマックスにはついつい涙腺が緩んでしまった。 ギャグやアクションを織り込みつつ、多様性の大切さを子供にもわかりやすいように描いた、児童漫画の大傑作。 〈世界最強のチームだ〉
2024/04/18
pirokichi
職場の同僚が「どうぞ」とくれたので。鳥山明作品の中でもっとも好きだって。主人公はオバケの子どもパイフー。パイプ―も友だちのホセも表情がかわいい。元力士の人間・マコリンもいい味。楽しくて、あっという間に読み終えた。続編はない。
2024/03/25
KDS
これも鳥山明作品の特設コーナーで見つけたまだ読んだことがなかった作品。十字架を3秒以上見ると凶暴なコアラ🐨男に変身してしまうという吸血鬼の子供パイフーが主人公。オバケたちの住むこうもり岬で流行りだした「オバケ風邪」に効くという薬を手に入れるために仲間のホセ、アーポン、そして元力士のマルヤマたちと共に旅に出発する、オバケと人間の交流を描いたハートフルな絵本風の一作。
2024/05/04
九夢 @ゆっくりと深呼吸を
【ちくしょう キライだっていったじゃねえか】 オバケと人間が住む世界のとある村に住むオバケの子供が主人公。 オバケ風邪が流行り、薬を取りに人殺しと噂される人間マルヤマの所へ同行を頼みに行く。 冒頭のスイカの話を昔読んだ記憶が濃く残ってる。 絵本っぽくて、作画がデジタル?DBと違い良い感じ。 年齢層は低めだけど、相変わらずの鳥山節でギャグあり、アクションありな感じ。 天使ごっこが面白かった。 森の番人が自分の持ってるでっかい剣で攻撃するも、避けられて森林伐採してしまい、逆ギレするのが面白かった。
2023/09/05
新天地
オバケと人間が仲良く暮らすこうもり岬でオバケ達を脅かすオバケ風邪が流行。元気なオバケのイタズラ小僧パイフー、ホセ、アーポンは最近やってきた無愛想で口の悪いオジサンのマルヤマさんと西の魔女に薬をもらうため旅に出る。ひと夏の冒険ものでパイフーの成長を通して描かれるが、真の主人公は太っちょのオジサンマルヤマさん。連載当時はパイフーに感情移入していたが今となっては兎に角マルヤマさんに感情移入する。粗暴な面もあるけど、三人をむやみに子供扱いしない保護者としての対応はかなり適切。オバケと人間の最強最高のチームの物語。
2023/08/16
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