風が強く吹いている 2 (ヤングジャンプコミックス)
風が強く吹いている 2 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー
みかん🍊
寛政大学陸上部始動、初の記録会参加と徐々に駅伝に向けて動き出すメンバーたち、カケルの高校時代のライバル、チビの榊やパゲの藤岡も登場します、一人でずっと走ってきたカケルも少しずつ変わって行く、謎の多いハイジですが、みんなを信頼しみんなから信頼される人物です。悩めるニコチャン先輩もいいですね。
2014/12/28
エンブレムT
登場人物の過去のトラブルや挫折、現在の努力と心情が丁寧に描かれ、物語の深みがグッと増した気がします。レースシーンの迫力は圧巻。個人的には、ハイジさんの本心の読めない笑顔がすんごく魅力的。
2009/11/14
緋莢
「長距離選手にとって一番のほめ言葉は〝強い”」。この物語の肝となる言葉が冒頭からいきなり登場します。寛政大学陸上部が始動し、記録会へ。記録会が行われる東体大で 走は高校時代の同級生で、因縁のある榊と再会します。原作とアニメだと、東体大の選手で描写されるのは榊ぐらいですが、このマンガだとマネージャーの松平、仙台城西出身の先輩・古賀が出てきて、原作とは違った面白さを生む要因となっています。後、六道大の藤岡がスキンヘッドなんですが、走、本人に言ってない(言いかけたけど)とはいえ、パゲはひでーよw
2019/02/08
ちはや@灯れ松明の火
速さよりも強さを目指して走る。素質を有しながら走りと無縁に生きてきた者がいれば、走ることを愛しつつも天賦の才の壁にぶつかり続けた者もいる。自分が信じ選んできた道の正しさに対する疑念が頭をもたげ、喜びを得るための苦しさに押し流され諦めそうになる。それでも走るのを止めない。長距離走は基本個人競技、でもチームメイトの応援が前へ前へと背中を押し、自分の先を走る強敵の後姿が闘志に火をつける。『がんばれ』、走る強さに変わるその言葉と、それをくれる仲間がはじめてできた。ずっと欲しかったんだと、今頃気がついた。
2010/01/01
anemone
「走れば走るほど何かが狂ってく。あの部にいたらいつの間にか誰も信用できなくなってた。」そんな走が自覚の無いまま初めて抱く、所属場所(チーム)への情。「オレが下手な走りをしたら、みんながまた悪く言われる」。一方で「あきらめんのは楽だ。一度あきらめたら次はもっと抵抗なくあきらめてしまう。その次はもっと…」ただ一言を得られなかったがため、走りときれいな決別が出来なかったニコチャン。「先輩、がんばれ」…求めていたものが当然の顔をして差し出され、気付いたら手の中にあることの素晴らしさ。
2010/05/25
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