イノサン 1 (ヤングジャンプコミックス)
イノサン 1 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー
辺辺
歴史に実在していた死刑執行人の物語。まず、表紙が漫画だと思えないくらい美しい。しかし、内容は極めて残酷なものである。「自由と平等」を謳っていたフランス革命の闇がこれほど深いとは思いもよらなかっただけに、受けた衝撃も半端ない。「汝、殺すなかれ」を教えられてるのに、運命は主人公に「人の命を断つ」という相反する闇な職業を与えるとはなんて皮肉なものだろう。それにしても、かなりオブラートな描写なのだが、最初の死刑被告人は哀れ。まだ幼い彼に無実な罪を被せるだけでなく、性的虐待も行った実の父親は外道だな。天罰喰らえっ!
2016/01/01
くりり
パリの死刑執行人シャルル-アンリ・サンソン。廃退したパリでのグロい話が綺麗な絵で相殺されてる。謎の次女は何者に...
2015/06/12
yoshida
圧倒的かつ繊細な画力に惹かれて購入。18世紀のフランスは死刑執行人は世襲だったのね。原作が歴史書にあるようなので、今後の展開に期待できる。正直、画力に引き込まれた。
2014/08/17
あっか
「東大生の本棚」で紹介されており興味を持ちました。わたしのフランス革命の教科書は何と言ってもベルばらですが、イノサンは同じ時代でも処刑人側というまったく違う立場から!どきどき。描画が細くてこまかい。一コマ一コマすべてが芸術作品のように緻密です…ついまじまじと眺めてしまって全然先に進まず。笑 続けて読んでみようかな!
2019/02/02
眠る山猫屋
ちょっと衝撃的だった、良い意味で。革命前夜という時代の端境目における退廃と混沌の文化、こんな感じだったの!? 佐藤賢一さんが描きそうな世界観だが、よりセンチメンタルな第一巻。誰よりもシビアな世界を生き延びなくてはならない主人公の今後の変遷を追いたいな。
2013/07/16
感想・レビューをもっと見る