イノサン 3 (ヤングジャンプコミックス)
イノサン 3 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー
辺辺
人間の尊厳について考えてみる事に・・・人ひとりの命をここまで残虐非道な刑(八つ裂きはどれほどの苦痛だろう;)に処するにはあまりにも酷過ぎる!いくら国王に軽傷を負わせただとしてもあまりにも惨い!主人公の言うように、「処刑は本来罪を償うものであって、悪趣味な見世物ではないはずだ」という言葉に共感。処刑人家系の一族のためとはいえ、この家のお婆さんは「人間」として最低ですね!そして、その刑を見物しようとする民衆もどうかしてるとしか思えない。絵がとてつもなく美しいのに対して、内容のあまりにもの残忍さに挫折しそう。
2016/02/08
yoshida
3巻。国王ルイ15世を刺したダミアンは「八つ裂きの刑」を宣告される。3代目であるバチストが精神を病み、シャルルが刑を執行する。叔父ニコラが協力するも、彼は次のムッシュー・ド・パリの座を狙う。一方、ダミアンは死刑前の2ヶ月間、激しい拷問に合う。処刑場に向かう途中、命拾いした息子ジャックを見つける。息子の為、神と未来のフランス国民の為にやった事なんだ!と叫ぶダミアン。ニコラとアンドレは覚悟が足らず処刑が進まない。成長したシャルルが舞台に立つ。圧倒的な画力!面白い。
2014/08/31
くりり
父ジャン・バチストが壊れた。助っ人の叔父ニコラもかなり壊れている。ダミアンの「八つ裂きの刑」は回避出来ない。四つ裂じゃないんだ...
2015/06/12
wata
父ジャン・バチストが遂に壊れた。叔父が助っ人で来るけれど、どうもママンが全てを握っている。「八つ裂きの刑」って考えるだけで自分の手足が痛くなる!
2015/05/06
たまきら
サラサラヘアの描写も麗しい叔父様登場。貧しさと無学ゆえにどん底に落ち、息子とも引き離された男に課せられる残酷な処刑とその場に渦巻く様々な思惑。革命の種が静かにまかれていく3巻です。オトンはPTSDかなあ…。ベルサイユのばらで小学生の頃知った「自由、平等、博愛」。読んでいる間何度もこの3つの言葉が脳裏に浮かんできました。ある種オマージュなのかな、あの名作への…。
2019/05/10
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