魔物鑑定士バビロ 1 (ジャンプコミックス)
魔物鑑定士バビロ 1 (ジャンプコミックス) / 感想・レビュー
秤
昔から大好きな漫画家、西義之さんの新作ということもあって、読むことをとても楽しみにしていました。まず、「奇書。」と書かれた帯に心惹かれました。奇妙とか奇抜とか、そういう言葉って人を惑わせてしまいますよね。さて、本編ですが、他の方もレビューで書かれているように、ダークなドラえもんですね。パクリとか、そういう意味ではありませんが。人間の欲望が丁寧に描かれています。「友情なんてこの世に存在しない」「友達や仲間はしょせん一時の幻で、本当はハイエナだ」悲しいかな、バビロの言葉が心にグサッと刺さって抜けません。
2015/04/12
十六夜(いざよい)
人々の心を掻き立て、惑わす不変の欲望に、魔力を持つ呪具で応える一族が存在した。彼等の名は「魔物鑑定士」。漫画家を夢見る高校生のオズは、同級生の“バビロ”から謎のペンを渡される。そのペンを手にしたオズが体験する恐るべき出来事とは!?ムヒョロジの西義之さんの作品。クラスメイトを実験台にするのはどうかと思うが、美味しい話には裏があるという教訓的な内容。昔、笑うセールスマンを見た時、「この人実は超悪い人⁈」と思った感覚を思い出した。2巻は発売されてないみたいで残念。
2017/02/09
日奈月 侑子
何というか、物凄く嫌なドラえもんみたいな印象です。まだまだ一巻なのでバビロの目的も作品の目指す方向もよく解らないままですが、ブラックな感じがクセになりそうです。結構酷い奴っぽいですが、バビロのキャラがかなりお気に入り。何かのとばっちりを食らいそうなので正直正直近くには居たくないですが。 スタートから終わりを想像するのはどうかなと思いますが、何だかこのままのテンションだとあんまりすっきりした終わり方はしなさそうな気がします。 個人的にはスマイルシートの話が一番のお気に入りです。内心無表情で表面笑顔って怖い。
2015/04/03
緋莢
成功したい、美しくなりたい、楽をしたい、苦痛を与えたい・・・人々が抱く不変の欲望。その欲望に魔力を持つ呪具で応えてきた一族「魔物鑑定士」。勉強、スポーツ、芸術、何もかもがダメで、敗者になる未来しか見えないと嘆く小津。彼の前にバビロという少年が現れ、「君の成功を保証する」と言い出して・・・
2017/06/01
かちゃん
西先生の作品を読むのはムヒョ以来!可愛い絵柄に、禍々しい描写は相変わらずですね。なんで可愛いのにあんなに不気味に描けるんだろ…最初はホイホイ魔界道具が出てくるのでドラえもんか!黒いドラえもんか!とも思ったけど、うん、あらすじにある通りダークファンタジーです。上手い話には乗るなって学ばされます(笑)バビロが男の子なのもビックリしたし(表紙完全に女の子だよね…?)、ヤンデレっぽいのにもビックリ。バビロ何者なの??グダグダ書いたけど、私はこの作品好きです。
2015/02/11
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