この恋はこれ以上綺麗にならない。 2 (ジャンプコミックス)
この恋はこれ以上綺麗にならない。 2 (ジャンプコミックス) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
殺し屋の少年カンに惹かれていく潔癖症のキネマの物語。ヒマワリがキネマの家庭に食い込んできた、お父さんの愛人の子として。なんて傍若無人な接近方法(笑)。そしてカンが殺人禁忌を失う、というより生存を選択していく過程がエグイ。エグイのだが、その中で愛されていたという記憶が揺り起こされていく。そしてキネマが殺害現場をとにかく清掃したいという衝動に突き動かされるのが何とも・・・天職か。デイジーとの悲しい別れ。あらたな刺客(?)ダリアの登場まで。画力は正直微妙だと思うが、読ませる力はあるなぁ。
2022/08/20
トラシショウ。
「教えてあげようか・花屋がどんな風に花の子を育てるか」。カンくん=カンパニュラを連れ戻すべく現れた「花屋」の刺客・ひまわり来訪を巡る顛末から、カンの半生の回想を経ての再度の「花の子」との対峙を挟んで、まさかの新たなヒロイン(?)登場まで。「花屋」の「人材育成」と言う言葉を遥かに逸脱した「育児」のくだりが相当に強烈な内容、と言うか多分間違いなく中途脱落する者の方が多そうなんだけど、明らかにコストがかかり過ぎでどれだけ潤沢な資金源がある組織なのか想像もつかない。まともな解決は望めないな(以下コメ欄に余談)。
2019/09/09
レリナ
組織からの刺客がカン達に迫り、戦いに。カンに対する気持ちを自覚したキネマ。カンを巡る恋模様が出来上がりつつあるな。今回はカンの秘密が明らかになり、組織の事情も開示されたので、話の根幹がある程度わかった。カンを襲撃する組織の魔の手は緩みそうにないので、今後安息の日々は送れそうにない。カンが強いので今のところは脅威を排除できているが、今以上の脅威が現れれば、状況は変わってくるかもしれない。最後に新キャラが出てきたので、カンを巡る恋愛模様が荒れそうだ。ヒマワリの動向が気になる。次巻に期待。
2019/08/07
とら
「好き」を気付くきっかけが相変わらず壮大で、でも些細なこと。舞城節。カンとデイジーの「好き」は、もはや「愛」に昇華している。家族愛みたいなものだけれど。愛なんて普段は口に出すの恥ずかしいどころか、時と場合によっては聞くだけで引いちゃうんだけど、舞城作品を読んでる時だけは思わず使ってしまう。酔っているのかもしれない。とにかく好きなのだ。
2020/05/21
ぬりかべ
絵は粗削りも良いところだけど、熱量もって一気見させられるような、そんな勢いをこのマンガからは感じます ジャンプらしいといえばそれまでなんだけどね ラブコメテイストは残してはあるんだけど、この作の結末は おそらく血に塗られた方向になるものと予想。 だけどその結末については、その刹那の瞬間が永遠に感ぜられるものであってほしい
2019/12/22
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