ONE PIECE 96 (ジャンプコミックス)
ONE PIECE 96 (ジャンプコミックス) / 感想・レビュー
ネギっ子gen
なんか、読んでいて物悲しくなってしまった。これまでの壮大な伏線が今巻にて次々と回収されるのを見て、嗚呼、本当に『ワンピース』も終わってしまうんだなぁー、としみじみ。子ども時代の至福の読書タイム。長い物語の中に没入して、ふと気づくと厚く重たい本も、あと数頁に。物語の最後はどうなるかとのワクワク感とともに、うわぁぁぁぁぁぁぁ、もう終わっちゃうよぉーという悲哀感。そんな思いに翻弄されつつ、「煮えてなんぼのおでんに候」を読み、「“怒り”という妖怪に取り憑かれた」傳ジローの涙に、あちしも涙…。で、次巻はいざ決戦か?
2020/04/04
MERLI
スゲェ…としか言いようがなかったな。ロジャーの航海の一端が描かれて、今まで張り巡らされていた事象が繋がった感じだ。過去描写があったことでまたいくつか謎が増えたけど、まぁ何年後かに解明されるでしょう。おでん様の生き様はホントに素晴らしかった、スゲェ男だったよアンタは…!
2020/04/04
眠る山猫屋
ワの国・光月おでんの冒険、完結。如何にしておでんが海に飛び出し、伝説の海賊たちと冒険を共にしたか。そして帰国後待ち受けていた過酷な罠に倒れたのか。熱く悲愴な戦いの果て。滾る展開だった。未来に跳んだ錦ェ門たち、狂死郎たち残された者たちの苦闘が溜めに貯めての炸裂、待ってましたの〝最悪の世代〟の登場。さぁ暴れてくれ!
2020/04/13
トラシショウ。
「おでん様はずっとこの国を守り続けてたんだ!!!誰がバカ殿だ!?言ってみろ!!!」。前巻から承前、「海賊王」の誕生、「将軍」に成り上がる黒炭オロチ、「赤鞘九人男」の出陣からその最期を描く、光月おでんの生涯を描くワノ国編第三幕。居眠狂四郎の正体は予想通りだったけど、「密告者」の種明かし、半分は読めなかったなぁ。人の良心や尊厳がこれ以上なく裏切られ、蹂躙された果て、遂におでんの妻・トキが待ちわびていた「彼ら」が登場するカタルシスが堪らなく熱い。ここからがオロチ、カイドウとの本当のケンカだ(以下コメ欄に余談)。
2020/04/06
いわし
お菓子の国で王子を攫った麦わらの一味が集結するは、おしるこが美味しくて侍や忍者のいるどこか懐かしい雰囲気のワノ国。四皇の一角にして世界最強の生物、カイドウが支配するこの国には、かつておかしな頭の英雄がいた。ワノ国に起きた悲劇に憤り、その英雄と彼を慕う侍たちの覚悟に涙する。和の国を出て早10年、拙者おでんを食していないでござる。この噺を知ってしまった今、もはや泣かずにおでんを食える気がしない。20年の時を経て、いざ討たん百獣のカイドウ。この熱い展開を待ち侘びていた。煮えてなんぼのおでんに候。べべんっ!
2023/06/24
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