逃げ上手の若君 8 (ジャンプコミックス)
逃げ上手の若君 8 (ジャンプコミックス) / 感想・レビュー
雪紫
瘴奸との決着。出会いのおかげで更生した彼だが、やり遂げた後に出た未練こそが真の報いと言えるだろう。この巻屈指の名戦闘であり、悟った貞宗が別の余韻を残す。しかし松井先生と担当さんの取材シーンをさらりと本編にねじ込み、監修の先生方の「マジで何も無い」を揃えるのメタい。歴史物には史料が必須なのにその史料のなさすら昇華させるのは上手い。「子孫が時継くんの日記をしっかり保存してくれないとダメ」。うん、そうだね。この漫画貞宗もそうだけど敵味方おっさん達の株の上がり具合が凄い。ただし麻呂、テメーはダメだ(あれは例外)。
2022/11/09
こら
時行達諏訪勢が尊氏に対して決起し、ついに中先代の乱勃発!外道「鍼口鬼 瘴奸入道」だった彼が武士「信濃国西豊科荘地頭 平野将監入道」として時行と対峙する見開きの対比の描き方がまたシビレる!優しい地頭様や重戦車国司様といい、今巻は特に登場人物の最期に魅せられた巻でした。敵側も最初雑魚?と思わせて、どんどん魅力的な見せ場を描いて、最後は見事な散り際に持っていくこの流れがホント、ズルいほど上手い!そして時行の名乗りのクライマックス!今一番ハマっている漫画です。あれはもう元には戻れない…
2022/11/11
だまし売りNo
北条時行の名乗りはカッコいい
2023/09/30
りー
とっても濃~い内容でした。諏訪氏の諏訪頼重のように、生き神として信仰の対象になっていた一族がこの時代までいたっていうことが凄いなと改めて思います。あの波状の刀、実在してるのか!!…そして、遂に若君が名乗りを上げて…始まってしまいました、中先代の乱😭。頼重様の勇姿を目に焼き付けておこう。
2022/11/06
辺辺
時行が遂に瘴奸の首を打ち取り、頼重と貞宗の一騎打ちは神々しい神の使いの頼重に軍配が上がった。光もあれば影もできる、人知れず密かに敵の天狗を捕獲する任を負う頼重の息子時継、影の薄い、笑。国司の秘密兵器・大戦車、恐ろしい。でも、国司のヤツは超のつく悪党めなんで、皆で打ち取ってくれて、スッキリしたわ。そして、この時がキタ。時行がカッコよく名乗り出た!途端、貞宗が殺しに来るわって、続きも楽しみじゃ。
2024/07/02
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