バイオーグ・トリニティ 7 (ヤングジャンプコミックス)
バイオーグ・トリニティ 7 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー
ゼロ
フミホに告白をした藤井。フミホは告白を受けることも、断ることもなく、ダメだと言い、ぶっ倒れる。どうもフミホはダークマターであり、世界であり、恋から逃げているようだ。逃げることにより、現実を見ることなく済むから良いのだ。だが、藤井はフミホと恋をしたい。恋をするためにはフミホに実体を持つ必要があり、そのためには藤井がバイオーグを数億個吸収する必要がある。つまり、浦野を吸収すれば、フミホは実現できる存在となる。それを受け、藤井は学校で暴れまくることになった。これぞSFです、恋の力、世界中にラブソングを。
2018/04/08
とら
段々と明確にこの作品が何をしたいか理解出来る様になってきた。そう、舞城作品には”慣れ”も必要なのだ。まあ大分分かり易い方だけど。しかしまあ、大暮さんの絵は素晴らしい。毎話、結構な頁数描いている筈なのに、クオリティが半端では無いぞこれは。さりげない箇所にさりげない工夫を凝らしてて、そう言う部分は絶対に舞城のネームでは描かれてないなあと思う。しかし、そのさりげない、急に話の本筋とは関係なさ気な絵が入ったりすること、言ってしまえばシュールと言う事なのだがそういうことは、舞城の作品と合っている。最高のコラボだ。
2015/07/23
トラシショウ。
積読消化。バイオーグの首魁・ウラノスへの宣戦布告と、藤井の芙三歩への告白が呼ぶ世界消滅を巡る凄絶な闘いの始まり。恐らく本作の着想の根っ子と思われる「ブレイン宇宙論」の解釈による「世界」と「榎本芙三歩」との関係の飛躍も凄いけれど、それより何より烏天vsアークトゥルス、藤井vsバイオーグ集団、藤井→穂坂vs21星のリゲルと連続して描かれる、圧倒的なまでの奔放且つ流麗、強烈な表現による激闘の描写が素晴らしく、ページをめくるのが勿体なくて仕方無い。見開きの美しさなんてもはや芸術性すら感じさせる(以下コメ欄に続)。
2015/08/05
阿部義彦
あっという間に7巻です。とうとう、ウラノスとの戦いがはじまります。フミホを救う為には、藤井も死ななければならないなんて!またベルウッドと極子の間には、淑女協定が結ばれて、藤井に勝つためのヒントを指し示す。その為にはホサの協力も欠かせない。まだまだ解らない事だらけ、しかし美麗な描写をながめるだけで、思わずバイオーグのいる世界にドップリと浸かりこの世界が無くなりはしない事を祈ります。
2015/07/21
眠る山猫屋
覚悟を決めた主人公、告白は予想外の展開を巻き起こし、更なる哀切な覚悟をしなくてはならなくなって・・・。でも助けてくれる仲間もいるじゃないか!最強の相棒だっている!
2015/09/08
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