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少年のアビス 1 (ヤングジャンプコミックス)

少年のアビス 1 (ヤングジャンプコミックス)

少年のアビス 1 (ヤングジャンプコミックス)

作家
峰浪りょう
出版社
集英社
発売日
2020-07-17
ISBN
9784088916019
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少年のアビス 1 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー

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徒花

まあまあよい。5巻まで。とある田舎町に元アイドルの美少女がコンビニ店員として働いているのに気づいてしまった少年と、彼らを取り巻く物語。いろいろなテーマが含まれてはいるけれど、基本的にど田舎という内向きの狭い世界のつくりだす閉塞感がメイン。私もはやく地元を抜け出して東京で一人暮らしがしたいと思っていたクチなので、とくに登場人物のひとりであるチャコには感情移入してしまいがち。とにかくドロッドロ

2023/02/10

トラシショウ。

「一度くらい誰かに愛して欲しかった?」「今は・・・もう望まなくて済むんだなって・すごく楽な気持ち」。家庭環境、幼なじみ、小さな町特有のしがらみに絡め取られ、雁字搦めの日々を死んだ様に生きる少年・黒瀬令児の人生は、何故かこの町で深夜のコンビニ店員として働く「彼女」と出会った事で思わぬ変節を迎える。置かれた状況は異なりながらも、互いに優しくない世界で生きる理由を見失った少年と少女が見出したのは希望か絶望か。「ヒメゴト」「初恋ゾンビ」作者の新作は、厭世的な世界の男女を描く破滅型恋愛もの?(以下コメ欄に余談)。

2020/07/21

レリナ

これは、一言では言い表せない面白さ。絶望の深淵に立つ少年令児はアイドルナギと出会ったことで、変わっていく。今まで自分の人生を生きたことがなかった令児にとって、彼女の存在は変わっていくきっかけになっていくのか、否か。生きている理由がないナギにとって、令児はどんな存在になっていくのだろうか。登場人物全てが何か抱えている感じがして、非常にデンジャラス。これから様々なドラマが生まれそうな感じだね。死という概念から令児達がどのような人生の選択をしていくのか、これは先が楽しみな作品だ。とにかく読めば、ハマる作品。

2020/07/28

歩月るな

兄貴が受験失敗したのはオレのせいじゃないし――家族の在り方を問う問題作、と言うと簡単だけど、不倫ものだったり、狭いコミュニティの人間関係が複雑に絡まり合い、令児のお母さんってもしかして、とかなんとか考えてしまったりしなかったり。匂わせかな。そりゃヤンジャンだし、肉体関係は持っちゃうよなぁと思いつつ、楽になりたいという言葉の意味を反芻。楽したいって思ったら、きっと楽しくなくなる事ってあると思うし。遠い世界の人が身近にいるのを眺めると、立場を知ればこそ、自分の世界も反転する。推し変と言う言葉を、ここで知った。

2020/08/29

にぃと

最初スルーしてたんだけど、これはなかなかの衝撃。 閉鎖的な田舎で色んなものに雁字搦めになっている令児のもとに突然現れた推しアイドル。それだけだとボーイミーツガールっぽいんだけどそんな明るいものじゃなくて暗くて重いモノが纏わり付いてくる感じ。要所要所で不穏な要素があるしなんならタイトルからして嫌な予感がする。 すごく引きつけられるのに続きを読むのが怖い。でも気になっちゃう。

2020/12/29

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