カモのネギには毒がある 2 加茂教授の人間経済学講義 (ヤングジャンプコミックス)
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カモのネギには毒がある 2 加茂教授の人間経済学講義 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー
ゼロ
コロナ禍で大学の講義もリモート講義になり、人間関係が希薄になった春木。そんな彼がたまたま入ったサークルでは、マルチ商法が盛んに行われていた。加茂教授は、マルチ商法を行う集団に入り込み、その集団を潰すのだが、その集団は氷山の一角であり、「風景」と呼ばれる起業家集団が大元であった。マルチを行う人間は、マインドコントロールされている人間とされてない人間がいるが、それを見極める実地研究も行われているが、本物は悪意がなく、それを信じ込んでいる。長編にもなっているマルチ編の結末は、如何に。
2024/02/12
緋莢
1巻まるまる〝マルチ商法”の話。冒頭で、コロナ禍で1年間、ほとんどリモート授業で上京したにも関わらず、友達が出来ずに不安を覚えている学生が声をかけられ、やがてマルチ商法に…というのは、増えているんだろうなぁ。しかも、巻末の「カモリズム経済白書」でも触れられているように 成人年齢引き下げによる「未成年者取消権」が適応されなくなったというのも、大きいのでしょう。今回も加茂の〝実地研究(フィールドワーク)”が行われ、そのマルチが会員数を大幅に減らす事態へとなっていきます(続く
2022/11/10
JACK
☆ 世界的に有名な経済学者の加茂教授が大学内に蔓延る新型マルチ商法を叩き潰す2巻。経済や詐欺の知識を持たない弱者をカモにするカモリズム社会から身を護る方法を教えてくれます。教授の変人ぶりはかなりのものですが、その知識と対策は役に立ちます。搾取する者を撃退するやり方が痛快で面白い。子供に読ませたい作品です。
2023/12/24
TAKA0726
1万円の値打ちしかない物に楽して儲かる甘いコーティングをかけ2万円で売るマルチ商法。多くの金や時間を投資した事は中々途中でやめられないサンクコスト効果。ネットワークビジネスは、どうでもいい人だけで繋がる世界。「速く行きたいなら一人で行け」「遠くへ行きたいならみんなで行け」人間は個人の持つ認知の間に矛盾や不適合があるとストレスを感じる認知的不協和。法改正で18.19歳を守っていた未成年特権が使えなくなった。迂闊な契約もクーリングオフ期間を過ぎれば履行か違約金を払う。街頭アンケートは未成年でないかの年齢確認。
2024/08/15
碧海いお
こういう人って喫茶店やファミレスで若い人相手にしていますよね。サンクコスト効果。私も趣味がこれ。10年前にサービス開始を始めたソシャゲのアカウントが削除できない。 いいところで終わってしまった。
2023/10/24
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