鉄道員,ラブ・レター (集英社CDブック)
鉄道員,ラブ・レター (集英社CDブック) / 感想・レビュー
緑色と風
「ラブ・レター」、私のお気に入りです。パイタンさんの純情さと、日本人の不条理さが心をつかんで離れせません。売春ではないけれど、本当はいけないことなのに、暗黙の了解で見過ごしてしまっていることって、日常には多いなと考えさせられました。何もできない自分の歯がゆさが悔しい。
kara
ラジオのニッポン放送で「通勤電車の中で読む本がなかったので、偶々、妻が読み終えてテーブルの上に置いてあったポッポ屋、ラブレターを掴んで出勤。電車の中でラブレターを読んでいるうちに、これはまずい(泣くのをこらえきれない)と途中下車してしまった。」という話をきいて、読んでみました。このカタカナで書かれた外国人特有の舌足らずの文章は、反則です。途中で嗚咽が出そうになって、一度本を閉じたのを覚えています。ドライアイになった時は、このラブレターを思い出すと目がうるんで効果があります。もう読んでから10年近く経ってい
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