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あぶさん~栄光の軌跡~/酔いどれ代打 (My First Big SPECIAL)

あぶさん~栄光の軌跡~/酔いどれ代打 (My First Big SPECIAL)

あぶさん~栄光の軌跡~/酔いどれ代打 (My First Big SPECIAL)

作家
水島新司
出版社
小学館
発売日
2014-02-07
ISBN
9784091193674
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あぶさん~栄光の軌跡~/酔いどれ代打 (My First Big SPECIAL) / 感想・レビュー

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Y2K☮

とにかく酒、酒、酒。甲子園出場を酒でフイにし、仕事も酒のせいで懲戒免職。そんな主人公が南海ホークスに拾われ、一振り勝負の代打稼業で生き残りを図る。近所の子の授業参観に行く場合はその前日にひとりで練習し、交通事故に遭った人を病院に運んで遅刻しても説明せずにうさぎ跳びを続ける。カネの話は苦手。酒の飲み方も含めて己の中の倫理観が固まっていて、なおかつその理解を他人に求めない。男の個人主義。のちに三冠王になったのも頷ける。ちなみに彼が入団した1973年は野村さんが4番捕手の兼任監督で優勝した年。これも凄いことだ。

2020/04/01

Y2K☮

まだ大物になる前の、のんべえの代打屋だった時代のあぶさんの傑作選。野球と人情ドラマのバランスが絶妙。伏線も丁寧に張られていて読み応えがある。やっぱり面白い! 読み終えて真っ先に思うのは「野村監督って凄いなあ」ということ。まだ三十代の頃に四番&捕手&監督になり、しかも優勝までしている。江本氏も野村さんが見出したわけだし、クイックモーションの開発や投手分業制にも取り組んでいる。選手としてもテスト生から三冠王になっているし、ある意味リアルあぶさんというか。あぶさんもいつか監督で戻ってきて欲しいなあ。

2014/02/07

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