うしおととら 完全版 (11) (少年サンデーコミックススペシャル)
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うしおととら 完全版 (11) (少年サンデーコミックススペシャル) / 感想・レビュー
GM職員
「大事なんだろ、それ?なら…泥なんて なんだい!」白面の企みに打ち勝った潮ととらに訪れるしばしの安息─というワケにもいかない、名エピソード2編収録。VSたゆら&などか・さとり。2編に共通しているのは、人間と妖怪は全く別の存在だということ。互いの行動原理は理解の範疇の遥か外。むやみに共感だ理解だと言うのは思い上がりだ。まぁそこを真由子は飛び越えてゆくのだけども…。貧乏くじを引く、泥をかぶる。あの日の言葉が問い掛けるから、捨てておけない。楽じゃない道を選ぶ強さを忘れてないか?泥なんてなんだい。
2020/01/09
本木英朗
VS.たゆら&などか編とVS.さとり編である。前者では、とらと真由子の恋模様がちょっとだけあって、そこがとても面白かった。最後にとらが真由子に向かって放つ一言が、また。後者では、うしおが実と出会ってから、さとりとの一戦、そして麻子に泣くまでが、非常にねえ。これはもう、前者も後者もとにかく読もう。……というわけで次は12巻だね、うん。
2020/05/11
本木英朗
とらと真由子は超よかった! でもうしおは超悲しくて、それをずっと見ている麻子も悲しいのだよなあ、トホホ……。
2024/11/11
新天地
主人公コンビが人と妖怪の共存の好例なだけに「ブランコをこいだ日」は読むのが辛いエピソードだった。何事にも隔たりがあるのだな。「愚か者は打宴に集う」も哲学的問をぶっ飛ばす内容で好き。
2016/03/20
チューリップ
とらと真由子の話とさとりの話。うしおの事が好きだけど自分の気持ちは諦めている真由子がなんだか健気だなあ。小さい頃のうしおとのエピソードが今の真由子に影響を与えているのも良いな。さとりの話は最後にうしおが泣いているのが印象に残った。嘘でも優しい嘘ならついていいと思うなあ。
2016/02/25
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