幻魔大戦 Rebirth (6) (少年サンデーコミックススペシャル)
幻魔大戦 Rebirth (6) (少年サンデーコミックススペシャル) / 感想・レビュー
sin
かつて『幻魔大戦』の共同著者であった平井和正はその物語を『幻魔大戦』と『真幻魔大戦』という小説と云う形式で新たに表現し直そうとしたが、物語がその結末に至ることはなかった。一人の超越した主人公を描こうとして、いつしか物語は拡散して収拾がつかなくなっていった。それは漫画と云う表現手段から発した物語のスタイルに幻惑されたものか?果たしてこちらの物語は無事に幕引きを迎えられるのだろうか?
2018/03/29
ぐうぐう
幻魔領域に舞台を広げ、物語の核心へ向かっていく。なのに、何故だろう。この作品は、とてもとてもこじんまりとした佇まいをしている。時空を超え、ドラマが壮大さを増せば増すほど、物語が小さくなっていくのだ。それは、描き手達の頭の中から物語が出ていないからではないか。頭の中でいくら時空を超え、舞台が広がっていっても、それは所詮、頭の中の話だ。読者を誘う力が決定的に欠けている。読者のいない物語ほど、虚しいものはない。
2018/01/15
neimu
近所の本屋さんでは入手できずお取り寄せ。このシリーズのファンはどれくらいいるのかなあ。リアルタイムで読んだ私は、もはや惰性で買い続けているが、お世辞にも面白いとは言えない。展開は遅い。石ノ森作品の断片をかき集めて構成されるテンポの遅い展開にイライラしつつも、お付き合いしているわけだ。アニメ映画の音楽担当だったキース・エマーソンも亡くなった。原作者も身罷った今、この作品は何処へ行こうとしているのだろう? 東丈がどのような存在になるのか、力を持つのか、イメージできぬまま幻魔と相対することはできないのだが。
2017/11/05
たこい☆きよし
ついに6巻。謎の異次元空間「幻魔領域」での東丈の彷徨。平井幻魔なら、東丈が消えた後の世界を語ったが、本作はどこかに消えた東丈の物語を実直に描く。また月が落ちてこないように、みんな、コミックスを買おう(笑)!
2017/10/22
bbb
○+。ちゃんとそれっぽい世界観だ。このまま話を畳まないのもいいかも。
2017/10/28
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