坂道のアポロン (3) (フラワーコミックス)

匠

けっこうテンポ良く話が展開されていく。季節はもうクリスマス。偶然街でバッタリ会った律子と、ドギマギ加減のままでいくのかと思ったら、けっこう大胆さもある薫君（笑）さらに、千太郎の生い立ちや、ドラムを好きになった理由などが明かされる。律子と薫の糸電話での会話も印象的。また、生き別れた母親を訪ねるべく東京へ行く薫に見せる千太郎の友情もいいし、潤兄を訪ねた際に出会った学生の「最高じゃないか、一緒にバカやれる友達なんて。大事にしろよ、恋愛と違って友情ってのは一生もんだからな」という言葉が、すごく心に残った。

2013/03/13

パンジャビ

今までイイハナシダナーと甘酸っぱく読んでいたけど、ここに来て、薫が律っちゃんにキスして、フラれて、落ち込んで、東京にお母さんに会いに行って…と急展開で、読んでるだけで胸がツキツキした。薫がそんなにガッツがあるなんて思わなかったなぁ。でもお母さんに会う時には足がすくんでしまって、それを上手くフォローしてるのが千太郎。いいコンビ。千太郎も、いわゆる「混血児」だったのね。小さい頃はホント外国の子って感じだったんだねー。Kindle無料版もここまで。続き借りに行ったらレンタル中。代わりにアニメのサントラ借りてきた

2015/01/16

まろんぱぱ♪　

表紙の律子、美しいです。薫君、暴走(笑)相互理解と新しい世界へ一歩のﾀｰﾝです。千太郎、薫、律子の思いが動きます、けど、大人じゃあないから、まだまだ(笑)ひょんなことから、薫と千太郎の旅が始まります。これって薫が母との決別のフラグ？考え過ぎかな？「恋愛と違って、友情は一生もん」いい言葉。しかし、今なら許されない表現ですね、未成年の飲酒、いいのかなぁ？(笑)淳一の隠された一面が見えます。皆にとっての憧れの大人、次ですね(^.^)b

2015/09/12

saki＠まったり更新中

やっぱりアニメは駆け足なんだなぁ･･･もっと時間かけられれば端折られてる所もちゃんと描かれるのに･･･とちょっぴり残念。でも要所は押さえてるのでそれでもいいかな･･･尺あるもんねぇ。千の出自とか、薫と千の交流とか胸が熱くなりました。思わず告って唇奪っちゃってからの律っちゃんと薫さん、百合香さん、淳兄。それぞれの交錯する想い。そして薫さんのお母さん･･･いいとこで･･･終わる。千と薫さんの背中を押す行動は温かい気持ちになる。同時収録の虫との共存してる女の子の話。これも良かった。

2012/06/26

ぐうぐう

片想いの相関図が、しかしこの物語においてライバル関係へと発展するのではなく、反対に絆を深めていくことになるのは、それぞれがそれぞれの喪失感を抱え、そのことに共感と、そして連帯を、彼らの中に強く意識させていくからだ。仲間という言葉が、まるで陳腐でない1960年代後半という時代背景が、ここで活きてくる。それにしてもいい漫画だなぁ。

2009/03/14