吉田秋生The Best Selection2 (フラワーコミックス)
吉田秋生The Best Selection2 (フラワーコミックス) / 感想・レビュー
十六夜(いざよい)
「最後の夏」「解放の呪文」「きつねのよめいり」「のっぽのアリス」「ナサナエルの肖像「「ヨナの百夜一夜物語」「悪魔と姫君」収録。かなり初期の作品もあり、絵柄が随分違うのはには驚かされた。きつねのよめいり、好きなぁ。
2020/09/20
ぐうぐう
この初期作品を中心に収録したベスト短編集は、実にバラエティに富んだ内容だ。外国ものや日本昔話風のもの、少女漫画タッチのものから、ナンセンスドタバタまで、多彩なラインナップが楽しい。中でも、俺は吉田秋生が描く男子高校生ものがとても好きだ。どうして思春期の男子の心情がここまで理解できるのか、現役男子高校生の頃に『河よりも長くゆるやかに』を読んだときに思ったものだ。この短編集の中では『最後の夏』なんかがそう。にしても、俺はこの頃の吉田秋生の短編が、一番好きかもしれないと、しみじみ思わされた。
2009/06/29
みすず
「解放の呪文」「きつねのよめいり」好き。他も凄く古い絵・ギャグでも楽しかった。
2014/03/05
ぬ(ぬ)
吉田秋生はこれが初読みだったり。スポーツマンを主役としたアタマ2編は、これホントに少女誌に載ってたのか!?と言いたくなるくらい男だらけな内容。中程の童話的?な短編群を経て、後ろ2編はギャグ分多め、とこれ1冊でなかなか多彩。中でも「ヨナの百夜一夜物語」は、煙に巻かれたような独特の読後感を残してくれて妙に印象に残りましたね。
2013/08/18
neimu
この表紙の後姿に感慨を抱くあなたは、根っからのオールド吉田秋生ファンである。昔も、本当は吉田秋生は男では無いのかとずっと思っていた。それくらい、男の矜持、男臭さ、ばからしさ、かわいらしさ、真剣さを彼女の作品に垣間見ることができた。オムニバス版、ベスト版とわかっていても手にとってしまう自分。そして、娘に読ませて反応を見る楽しみ。親子2代で読む漫画にはこういう楽しみ方もある。
2009/06/26
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