蔵のある家 (フラワーコミックススペシャル)
蔵のある家 (フラワーコミックススペシャル) / 感想・レビュー
あたびー
古い家に住んでいる人の話を集めたそうです。波津先生の描く怪異はどれもとても柔らかく優しくて、一緒に暮らしたくなるようなあやかし達が出てきます。猫又2回登場。迎えに来た吸血鬼と一緒に行ってしまう奥様の話すら、ただただ美しくて、幸せになったのではないかと思ってしまうくらいです。
2021/10/05
ぐうぐう
波津彬子の短編を読むといつも感じるのは、そのふわりとした気配だ。彼女はいつも、気配を大切にし、その気配こそを描いている。だから、大きなオチがなくとも物語は成立する。いや、オチなどそもそもなくていいのだ。最新短編集は、古い日本家屋を舞台とした作品が収録されている。波津彬子 の描く気配に、日本家屋ほどぴったりな舞台はないだろう。
2014/02/14
天の川
古い日本家屋にまつわる、波津さんらしい柔らかな短編集。異界との接点となる日本家屋。猫又や獺は愛らしく、九尾の狐は麗しく。亡き人との邂逅は切なく、暖かく。波津さんの紡ぐ物語はいずれもノスタルジックで飽きがきません。最後の「幽かな径をたどって」は震災をテーマにしていましたが、波津さんらしい余韻の残る作品でした。そしてとにかく、今回は猫たちが可愛らしい!!表紙の猫たちの「ねこじゃねこじゃ」を踊る姿にもう参りました…
2014/02/18
hirune
ねこじゃねこじゃを踊る可愛い猫又やら、物の怪やら妖怪やら幽霊やら、素敵だし綺麗ですよーo(^▽^)o
2014/02/28
ぐっち
波津さんの短編集。アンティークレースで「ねこじゃねこじゃ」を踊る猫又たちと、狛犬の話が好きです。
2014/02/22
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