仏師 (プチフラワービッグコミックス)
仏師 (プチフラワービッグコミックス) / 感想・レビュー
辺辺
積本崩し。なかなか奥深いお話でした。戦乱の中、鬼姫と呼ばれ、災難をもたらすのだが、主人公の仏像彫師が彼女の中にある修羅に気づき、菩薩を彫たい衝動に駆られてしまう。死とはなにか?救いとはなにか?本当に仏が人間を救うことができるのか?色んな疑問を投げつけられる。脇役の阿トリと申の死があまりにも辛い。これはもう一度じっくり読んだほうがよさそうだな。なによりも下村さんの迫力のある絵に釘付けに。手持ちはこの一冊だけだが、ほかのも読んでみたいな。あ、ちなみに絵師としての才能もずば抜けているというのが個人論で凄く好み。
2019/07/21
白薔薇
戦国の乱世を舞台に、自分の生の意味を問い続ける仏師魚人の物語。時代、といえばそれまでだけど、ただ生を全うしたいだけなのに時代に翻弄されまくる登場人物らの姿が哀しい。だからこそ、彫りだされた仏が誰にとっての救いになるよう祈らざるない。同じ作者の「首」も読みたいー
2008/11/30
蘇芳
確かに地味だ、地味すぎる。心理はいいこといってるのだけれども。
2012/06/05
きのと
ちょっと絵がかけるだけという感じかなぁ結局誰の何の話をしたかったのか。なまじ画面がしっかりしてるからそれっぽく見えるけど内容は別に
2019/12/14
斑入り山吹
三浦しをん『まほろ駅前』シリーズの挿絵で下村氏を知った。ヤフオクで目があったのでこの本を手に入れた。おおむね山田章博によく似た絵なんだが、顔だけが吉田秋生!?話は悪くはなかった。でも心の痛い話なので、そうそう何度も読み返したくなる類いではない。すみません、こんな感想で。
2011/06/24
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