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花の聲 (プチフラワービッグコミックス 異国の花守)

花の聲 (プチフラワービッグコミックス 異国の花守)

花の聲 (プチフラワービッグコミックス 異国の花守)

作家
波津彬子
出版社
小学館
発売日
1999-03-01
ISBN
9784091786654
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花の聲 (プチフラワービッグコミックス 異国の花守) / 感想・レビュー

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井月 奎(いづき けい)

花はただ咲いているのでしょうか、そうではありません。力の限りに咲き、人の目に心にその姿をとどけるのです。花は香りを含むのと同時に心も含み、それは花から木に蓄えられて人の命よりも長い時間をすごす精霊になるのです。神仏に、愛する人に、自らに花をおくるときに、ありがとうの気持ちを込めて木ばさみで鋏めば花は心を香りを含んでくれます。椿の木に宿る佐保姫は古都金沢の時間をすごして雪に咲き、夏に葉の緑を輝かせます。異国の青年とのんびり娘の淡い恋を微笑み見つめて後押しします。花は見て見てと力一杯に咲くのです。

2016/08/20

でんか

蔵書整理で再読中 波津さんの短編は大変昔から好きです。異国の花守の続編 前巻で気持ちを告げあったふたりなのですが、デートしようとしてお邪魔が入ってみたり、アレックスが帰国する疑惑が起こったり、雛子さんが見合いをさせられてみたりといろいろあります。おたがい遠慮して言えなくてすれ違ったりの定番ですが、最後はお互いに言うべきことを言って大団円です。雛子さんの大叔母さんのお家も雛子さんが「守り」になることになってひと段落。このふたりならうまくやっていけるんだろうなーという良い感じのカップルです。

2017/10/18

あや

現代金沢を舞台とした、波津先生の作品の中でも屈指の名作です。主人公の雛子は、東京の大学を出て故郷の金沢に帰り、茶道教室を営む大伯母宅に行儀見習いとして住み込み、そこに出入りする異国の青年・アレックスと出会います。ゆったりと流れる四季折々の美しい情景、現代の中に溶け込む古きよき日本情緒、日本人より日本的なアレックスとの穏やかに育まれる恋愛を、大伯母宅の椿の精霊がより幻想的に彩ります。

2013/08/06

Elm

honto

2019/03/07

りょう

再読。子供の頃に旅行した街を懐かしく思い出しているような気分になる漫画。この柔らかく優しい雰囲気がたまらない。

2017/01/18

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