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夢の碑 (12) (プチフラワーコミックス)

夢の碑 (12) (プチフラワーコミックス)

夢の碑 (12) (プチフラワーコミックス)

作家
木原敏江
出版社
小学館
発売日
1990-12-14
ISBN
9784091787927
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夢の碑 (12) (プチフラワーコミックス) / 感想・レビュー

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neimu

一気読みなので、初読みの時ほど時間をかけて堪能することはできなかったど、読みも読んだりここまで。ああ、この3人が表紙だったんだ。このシリーズをここに寄贈した人は、ほぼ初版か2刷目のこのシリーズをどんな思いで手放したのか。無垢であるが故に最も穢れているともいえる篠夫の存在。その闇に呑まれるかのように、2人は消えていく。その存在が消えたことで初めて愛することができると言った采女の、この発言は重い。そういう関係性も世の中多々あるのだと、今は素直に呑み込めるけれど30年前はただだた辛かったな。切ない人情絵巻。

2018/12/05

kagetrasama-aoi(葵・橘)

第十二巻、「鵺 その十四 その十五 その十六 最終回」の四話。扉の煽りに”ピカレスク江戸絵巻”とあります。”ピカレスク”ってこう言うストーリィのこと言うんだ!と染染感じ入った覚えがあります。篠夫を抱き寄せて「だから?」と言った時の主理さまの顔が素晴らしいです。源也のセリフ「暗黒を抱いて行きゃあがれ」にも痺れました。そして最後が良い!凄く良い!もうもう最高です!破滅に向かって突き進むこの展開、頽廃の美学を堪能致しました。木原先生、このような素敵な作品を生み出して下さって本当にありがとうございます。

2017/07/01

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